お知らせの概要
当社は、2026年7月28日より、小売・EC事業者向けのLLM対策サービス「Stella LLMO」の提供を開始いたしました。Stella LLMOは、生活者が生成AIに「おすすめは」と尋ねたときに自社の商品が候補に入る状態をつくるサービスです。AI上での見え方の実測を起点に、サイトの技術対応、商品データの整備、外部情報の強化、AIチャネルへの配信、購入導線、計測までの7領域を一貫して支援します。提供開始に合わせて、無料の「AI可視性診断」も同日受付を開始いたしました。
詳細はプレスリリース(PR TIMES)もあわせてご覧ください。

AI上での自社・競合の見え方を実測し、技術対応・商品データ整備・AIチャネルへの配信・購入導線・計測までを一貫支援
背景
商品の探し方が、検索エンジンから生成AIへ移りつつあります。この変化は利便性を高める一方で、検索にはなかった2つの構造をもたらしています。ひとつは、提示される候補が10件のリンクから数点の推薦へ絞られること。もうひとつは、AIの回答がリンク集ではなく断定的な説明として示され、生活者がそれを事実として受け取ることです。
当社の実測調査でも、この2つは確認できています。沖縄本島の宿泊施設をAIに尋ねた調査では、625の推薦枠に84施設が登場しましたが、上位5施設だけで44.2%を占めました。検索のロングテールで見つかっていた事業者が、AIの回答では候補にすら入らない状態が起きています。また、家電量販店の返品・保証ポリシーを主要AI5種に尋ねた調査では、100の質問パターンのうち正しく案内できたのは60件(60.0%)にとどまり、誤答が25件(25.0%)、そのうち15件は実害につながり得る内容でした。
問題は、この2つを事業者が自力で修正できないことです。AIの回答は事業者が直接編集できず、誤りに気づく手段も限られています。できるのは、AIが商品を見つけ、正しく理解できる形で情報を届けることだけです。裏を返せば、情報を整えていない事業者ほど、発見されず、誤って説明されるという不利益を一方的に受けます。当社はエージェンティックコマース基盤の開発者として、AIに見つけられ、正しく理解される状態を事業者がつくれるよう、本サービスの提供を開始いたしました。
Stella LLMOの特長
実測を起点に、ボトルネックを特定してから着手する
購買シーン別の質問を約20本設計し、複数のAIで同じ条件を繰り返し実行して、自社と競合の言及率・推薦率・引用状況・情報精度を比較します。生成AIの回答は同じ質問でも毎回変わるため、1回の結果を順位とはみなさず、繰り返し実行して分布を記録したうえで基準値を設定します。負けている質問と競合、その原因を特定してから改善の順序を決め、実測は月次で継続してモデルの更新や情報の誤りにも対応します。
商品がAIに推薦されるまでには、AIに読まれる、商品として理解される、比較のうえで選ばれる、そしてAIから買える状態になっている、という4つの関門があります。実測では、このどの段階で止まっているのかを切り分けます。
記事を増やすのではなく、AIが読める状態をつくる
robots.txt、WAF、noindex、JavaScript表示などを点検し、重要な商品ページを検索・取得できる状態に整えます。そのうえで商品名、型番、価格、在庫、用途を統一し、商品ページ、構造化データ、商品フィードへ同じ情報を反映します。自社サイトの外側についても、プレスリリース、比較記事、動画、販売店ページで商品名と主張の表記を揃え、AIが判断に使う文脈と信頼材料を補強します。LLMO対策として語られる施策はコンテンツ制作と技術対応が中心になりがちですが、当社は支援範囲を7領域として定義し、診断から実装、商品データの配信、購入導線、計測までを対象に、診断結果に応じて優先順位を付けて着手します。
見つかるところで終わらせず、購入までつなぐ
当社はエージェンティックコマース基盤の開発者として、AIが商品を探し、在庫を確認し、購入へ進む一連の流れを扱ってきました。Stella LLMOでも、AIが参照するショッピング面への商品フィード接続や、商品・在庫API、カート・決済の接続まで含めて設計します。表示・引用・AI経由の流入・購入までを同じ指標系で追い、事業成果から次の改善対象を決めます。
なお、生成AIの回答内容そのものを操作することはできず、掲載や推薦順位を保証するものではありません。本サービスは、AIが商品を正しく理解し、比較・推薦できる条件を整えるものです。技術的な修正は数週間で反映される場合がありますが、推薦や引用の変化は情報の蓄積にも左右されるため、3〜6カ月を目安としています。
サービス概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Stella LLMO |
| 提供開始日 | 2026年7月28日 |
| 対象 | 小売・EC事業者、メーカー |
| 提供内容 | AI可視性の現状把握、クロール・インデックス基盤の整備、商品・ブランドデータ基盤の整備、外部情報・推薦根拠の強化、AIチャネルへの商品データ配信、AI経由の購買体験の構築、効果測定と継続改善(7領域) |
| 実測対象AI | ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、Microsoft Copilot ほか |
| 初期費用 | 1サイトあたり20万円(税別)の固定額、期間は約4週間 |
| 継続運用 | 月額30万円(税別)から、6カ月から |
| サービスサイト | Stella LLMO サービスページ |
| 無料AI可視性診断 | AI可視性診断の申し込み |
今後の展望
当社は、生成AIが商品や購入先をどのように推薦しているかの実測調査を継続し、結果を調査レポートとして公開してまいります。あわせて、AI経由の購買が実際の取引につながる領域では、商品データの配信先や決済・注文連携の対応範囲を広げ、小売・EC事業者がAI上で発見され、正しく理解され、購入までつながる状態づくりを支援してまいります。
