料金改定・社名変更・移転・代表交代のあと、ChatGPTに古い情報を答えさせないチェックリスト

ChatGPTに古い情報を答えさせないチェックリスト|料金改定・社名変更・移転・代表交代
目次10
  1. ChatGPTが古い情報を答えるのは、古い記述がまだ残っているから
  2. 変える前・変えた日・変えたあとの3つで点検する
  3. 料金改定のチェックリスト
  4. サービス終了のチェックリスト
  5. 社名変更・合併のチェックリスト
  6. 移転のチェックリスト
  7. 代表交代のチェックリスト
  8. 変えたあと何週かは、同じ条件で測り比べる
  9. よくある質問
  10. まとめ

ChatGPTやGeminiが、変える前の料金や前の代表の名前を答えるのは、ネット上のどこかに古い記述が残っていて、AIがそれを参照しているからです。変更のときは、変える前に古い記述の場所を洗い出し、変えた日に公式の情報をそろえて知らせ、変えたあと何週かは同じ条件でAIの答えを確かめます。

この記事では、料金改定・サービス終了・社名変更・合併・移転・代表交代の6つの変更について、この3つの時期に点検する項目をチェックリストにしました。各項目は、Googleなどの公式の文書で確かめた内容です。最後に、私たちが自分たちの変更の前後で、同じ質問をAIに聞いて測り比べた結果も載せます。

AIが間違える原因の全体と、誤りの出どころの確かめ方はAI・ChatGPTが自社の間違った情報を答えるときの原因と直し方に、AI検索対策の全体の地図はAI検索対策(AIO・GEO・LLMO)完全ガイドとAIO対策にまとめています。

この記事のポイント

  1. AIが古い情報を答えるのは、古い記述が残るページを参照するから
  2. 変える前に洗い出し、変えた日にそろえて知らせ、変えたあとは測る
  3. 変更の種類ごとに、直すページと外に頼む先が違う

ChatGPTが古い情報を答えるのは、古い記述がまだ残っているから

「ChatGPTが、うちの会社について古い料金プランや終了したサービスの情報を答えてしまう」「AIに代表者の名前を聞くと、前の代表の名前が返ってくる」。私たちのブログにも、こうした言い回しの検索から表示が出ています(Search Console、2026年10月5日〜11日)。

AIが会社について答えるときの情報の出どころは、大きく2つです。

  • 検索して見つけたページを参照する場合は、自社サイトの古いページ、配信したままのプレスリリース、比較記事、求人サイト、口コミなどに前の情報が残っていると、それを答えに使います
  • 検索せずに学習で覚えた知識で答える場合は、学習の時点(知識のカットオフ)までの情報しか知らないので、その後の変更を答えられません

会社やサービスについての相談では、いまの主なAIはほぼ必ず検索してから答えます。私たちが診断や計測のサービスを探す相談を900回聞いたときも、889回の答えに、検索して参照したページ(引用元)が付いていました(2026年10月1日、ChatGPT・Gemini・Copilot)。だから変更のときに直す中心は、AIが検索で見つけるページです。

変える前・変えた日・変えたあとの3つで点検する

変更のあとに古い情報が残るのは、直す場所が多く、担当もばらばらだからです。そこで、時期ごとにやることを決めておきます。

時期やることねらい
変える前古い情報が載っている場所を洗い出す。いまのAIの答えを記録する直し漏れを防ぎ、あとで比べる元をつくる
変えた日公式の情報を同じ日にそろえる。お知らせとプレスリリースで、変えた日と変更の前後を書く。検索エンジンに読み直しを頼む新しい情報と、変わったという事実を、検索で見つかる場所に置く
変えたあと何週か外のページに修正を頼み、直ったかを確かめる。同じ条件でAIの答えを測る外に残った古い記述を減らし、答えが変わったかを確かめる
変更のときに点検する3つの時期(2026年10月時点)

新しい情報を書くだけでなく、「いつ、何から何に変わったか」を書いておくことが大切です。 古いページと新しいページの両方が見つかったとき、変わった日と前後が書いてあれば、どちらが今の情報かを判断する手がかりになります。

変える前

変える前に確かめること(どの変更でも共通)

  • 自社サイトの中で、変える値(料金・社名・住所・代表者名)が載っているページをすべて洗い出した
  • 本文だけでなく、ページの題名と説明文、構造化データ、画像の代替テキスト、PDF、フッターも探した
  • 自社で編集できる外の場所(Googleビジネスプロフィール、SNS、求人サイト、業界のポータル)を一覧にした
  • 自社では編集できない外のページ(比較記事、口コミ、取材記事、まとめ記事)を一覧にし、連絡先を調べた
  • お客様が聞きそうな質問で、いまのAIの答えと引用元を記録した
  • 変えた日に出すお知らせとプレスリリースの文を用意した

洗い出しには、サイト内の検索に加えて、Googleで「site:自社のドメイン 旧社名」のように検索する方法も使えます。外のページは、AIの答えの引用元に出てきたページから当たると、AIが実際に参照している場所から直せます。引用元の調べ方はAI検索の引用元とはで説明しています。

変えた日

変えた日にやること(どの変更でも共通)

  • 洗い出したページを、同じ日にすべて新しい情報に変えた
  • お知らせのページに、変えた日と、変更の前と後を並べて書いた
  • 構造化データの値を、ページに見えている新しい情報と同じにした
  • Googleビジネスプロフィールと、自社のSNSのプロフィールを変えた
  • プレスリリースを出し、変更前と変更後の名前や値を両方書いた
  • URLが変わったページは、古いURLから新しいURLへ恒久的なリダイレクト(301)を設定した
  • Search Console で大事なページの読み直しを頼み、サイトマップの更新日を正しく変えた
  • Bing Webmaster Tools の IndexNow で、変えたURLを知らせた

構造化データは、ページに見えている内容と同じでなければなりません。Google のガイドラインは、構造化データがページの内容を正確に表すことと、最新の情報を提供することを求めています。ページの本文だけ変えて、構造化データに古い値が残っている、という食い違いはよく起きます。

読み直しの依頼は、ページが少なければ Search Console の URL 検査ツールで、多ければサイトマップで行います。Google によると、クロールには数日から数週間かかることがあり、依頼しても検索結果にすぐ出るとは限りません。サイトマップの更新日(lastmod)は、値が一貫して正確な場合にだけ使われるので、本文を大きく変えたページだけ日付を変えます。

Copilot の土台になっている Bing には、IndexNow で、追加・更新・削除したURLを知らせられます。こちらも、クロールやインデックスへの登録を約束するものではありません。

変えたあと何週か

変えたあと何週かでやること(どの変更でも共通)

  • 外のページの運営者に、新しい情報と根拠になる公式のページを送って修正を頼んだ
  • 頼んだページが直ったかを、1〜2週ごとに開いて確かめた
  • Search Console の URL 検査で、大事なページが読み直されたかを確かめた
  • 変える前と同じ質問・同じAI・同じ回数で、AIの答えと引用元を測った
  • 古い情報が残った答えの引用元を開き、まだ直っていない場所を一覧に足した

外のページに修正を頼むときは、ページのURL、間違っている箇所、正しい情報、根拠の公式ページを書きます。

料金改定のチェックリスト

料金を変えたあとにAIが前の料金を答えるときは、自社の料金ページより、代理店や比較サイト、古いPDFの料金表が参照されていることがあります。金額だけでなく、税込か税抜か、いつの契約から新しい料金になるかといった条件も、あわせてそろえます。比較の答えで、前の料金のまま競合より不利に書かれるときは、ChatGPTの比較で自社が不利に書かれるときにまとめています。

変える前

  • 料金が載るページ(料金表、申し込み、よくある質問、比較表、広告の着地ページ、ヘルプ、PDFの資料)をすべて洗い出した
  • 税込か税抜か、初期費用、新しい料金がいつの契約から適用されるかを決めた
  • 代理店、販売店、比較サイトなど、料金を載せている外のページを一覧にした

変えた日

  • 料金のページに、改定日と、改定前と改定後の料金を並べて書いた
  • 今の契約に前の料金が続く場合は、その条件も書いた
  • 商品の構造化データの価格(price)を変え、価格の有効期限(priceValidUntil)を使っている場合は日付を見直した
  • PDFの料金表を差し替え、古い版が検索で見つかり続けないようにした

変えたあと何週か

  • 代理店と比較サイトに、新しい料金と根拠のページを送った
  • 「〇〇の料金は?」「〇〇と△△はどちらが安い?」と聞いたときの答えを測った

価格の有効期限は、Google の商品スニペットの文書で、過去の日付を入れると商品スニペットが表示されない場合があると書かれています。改定のたびに、価格と一緒に見直します。

サービス終了のチェックリスト

終わったサービスを、AIが今もあるように案内することがあります。終わったサービスのページは消さずに、終了した日と代わりのサービスを書いて残します。 消すと、外のサイトに残った古い記述だけが参照され、終わったことを示す公式の記述がなくなるからです。理由と、私たちがAIに聞いて確かめた結果はAI・ChatGPTが自社の間違った情報を答えるときの原因と直し方にあります。

変える前

  • 終了日、代わりのサービス、今の利用者への案内を決めた
  • 終わるサービスを紹介している自社のページ(サービスの一覧、比較、事例、よくある質問)を洗い出した

変えた日

  • サービスのページに、終了した日と代わりのサービスへのリンクを書いた
  • サービスの一覧、料金表、メニューから外した
  • 終わったサービスの価格が、構造化データに残っていないことを確かめた

変えたあと何週か

  • 比較記事やまとめ記事の運営者に、終了したことと代わりのサービスを知らせた
  • 「〇〇はまだ使えますか?」と聞いたときに、終わったことが答えに出るかを測った

社名変更・合併のチェックリスト

社名を変えると、旧社名で書かれたページがネット上に大量に残ります。旧社名を消し去るより、会社概要や沿革に「いつ、旧社名から新社名に変えたか」を書いて、新旧を結び付けておきます。 旧社名で質問した人にも、新しい社名にたどり着いてもらえます。

変える前

  • 新しい社名の正式な書き方(株式会社の位置、英語の表記、略称、読み方)を1つに決めた
  • 旧社名が載っているページ、ロゴ、利用規約、プライバシーポリシー、PDFを洗い出した
  • ドメインも変える場合は、古いURLと新しいURLの対応表をつくった

変えた日

  • 会社概要と沿革に、変更した日と旧社名を書いた
  • ホームページの WebSite の構造化データで、サイト名(name)を新しい社名にした
  • Organization の構造化データの名前(name・legalName)、URL、ロゴ、公式のSNS(sameAs)を新しくした
  • ドメインを変えた場合は、ページごとに対応する新しいURLへ301でリダイレクトし、Search Console のアドレス変更ツールで知らせた
  • Googleビジネスプロフィールの名前と、SNSのアカウント名・プロフィールを変えた
  • 社名変更のプレスリリースで、旧社名と新社名を並べて書いた

変えたあと何週か

  • 変更の登記のあと、国税庁の法人番号公表サイトに新しい商号が出ているかを確かめた
  • Googleのナレッジパネルが出る場合は、公式の代表者として認証を受け、情報の修正を提案した
  • Wikipediaに記事がある場合は、ノートページで出典を添えて修正を提案した
  • 旧社名と新社名の両方で質問したときの答えを測った

Google の文書で確かめた点は次のとおりです。

  • 検索結果に出るサイト名は、ホームページの WebSite の構造化データがいちばん大事な手がかりで、手動では変えられません。構造化データを直したあとも、読み直されるまで数日から数週間かかることがあります
  • ドメインを変える移転では、サーバー側の恒久的なリダイレクト(301か308)を使い、できるだけ長く、一般には1年以上残します。アドレス変更ツールは、ドメインやサブドメインが変わるときだけ使います。小〜中規模のサイトで、大部分のページに反映されるまで数週間かかるとされています
  • ビジネス プロフィールの名前を変えると、オーナー確認をやり直す場合があります

登記をしている会社なら、法務局で変更の登記をすると、その情報が国税庁に伝わり、法人番号公表サイトの情報も更新されます。自分で届け出る必要はありませんが、反映されたかは確かめておきます。

Wikipedia は、自分の会社の記事を本人が直接書き換えるのではなく、ノートページで出典と変更の案を示し、利害関係のない人に編集してもらうことを勧めています(ガイドライン「自分自身の記事」)。

合併のときに足すこと

合併で会社やサイトが1つになるときは、なくなる側のサイトの各ページを、内容が対応する新しいページへリダイレクトします。すべてをトップページに送ると、どのページが何を引き継いだかが伝わりません。沿革には、いつ、どの会社と合併したかを書きます。

反対に、合併していないのに「他社と合併した」とAIが答えるのは、古い情報ではなく、別の会社との取り違えや推測です。この場合は、変更の点検ではなく出どころを調べます。似た名前の会社と混ざるときはAIが自社を別の会社と混同するのはなぜ?を見てください。

移転のチェックリスト

移転では、住所が載る場所が、自社サイトの外にも多くあります。地図、業界のポータル、求人サイト、口コミサイトなどです。お店や事業所がある会社は、Googleビジネスプロフィールの扱いがとくに大事です。

変える前

  • 住所、電話番号、地図、アクセスの説明が載るページ(会社概要、特定商取引法に基づく表記、採用、PDF)を洗い出した
  • 旧住所を載せている外の場所(地図サービス、業界のポータル、求人サイト、口コミサイト)を一覧にした

変えた日

  • 会社概要とアクセスのページに、移転した日と新しい住所を書いた
  • Organization の構造化データの住所(address)を新しくした
  • Googleビジネスプロフィールは新しく作らず、今のプロフィールの住所を変えた

変えたあと何週か

  • ビジネス プロフィールの新しい住所が表示されているかを確かめた
  • 変更の登記のあと、法人番号公表サイトの所在地が新しくなったかを確かめた
  • 求人サイトと業界のポータルに、住所の修正を頼んだ
  • 「〇〇の本社はどこ?」と聞いたときの答えを測った

ビジネスが移転した場合は、新しい拠点のビジネス プロフィールを新しく作成しないでください。

出典:重複するプロフィールと所有権に関する問題を解決する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

同じヘルプでは、代わりに今のプロフィールを新しい住所に変えるよう案内しています。住所の変更が反映されるまでは、通常10分ほど、場合によっては30営業日ほどかかります。オーナー確認のあとに住所が変わった場合は、確認のやり直しが必要です。

代表交代のチェックリスト

「AIに代表者の名前を聞くと、前の代表の名前が返ってくる」という相談は、会社概要を直しただけでは片付かないことがあります。前の代表の名前は、取材記事やインタビュー、登壇の紹介文、求人サイトの会社情報など、自社の外にも多く残っているからです。

変える前

  • 代表者の名前が載るページ(会社概要、代表メッセージ、役員一覧、沿革、採用、IR)を洗い出した
  • 前の代表が出ている取材記事、登壇の紹介、外の会社情報のページを一覧にした

変えた日

  • 会社概要に新しい代表者と就任日を書き、沿革に交代を書いた
  • 代表メッセージのページを新しい代表のものにした
  • 代表交代のプレスリリースで、前の代表と新しい代表の名前、就任日を書いた

変えたあと何週か

  • 求人サイトや企業情報のサイトに、代表者名の修正を頼んだ
  • ナレッジパネルに代表者が出ている場合は、情報の修正を提案した
  • Wikipediaの記事の代表者は、ノートページで出典を添えて修正を提案した
  • 「〇〇の代表は誰?」と聞いたときの答えを測った

取材記事のように、その時点の事実として正しい記事は、直してもらう対象ではありません。新しい代表の就任を伝えるページを増やすことで、今の情報が見つかりやすくなります。採用ページや求人サイトの情報が古いまま答えられるときは、AIが採用情報を古いまま答えるときの直し方も参考にしてください。

変えたあと何週かは、同じ条件で測り比べる

AIの答えは、同じ質問でも毎回変わります。変えたあとに1回聞いて「直った」「直っていない」と決めると、たまたまの答えで判断することになります。変える前と、質問の文・AI・回数・聞き方をそろえて測ると、答えの変化を比べられます。

測り比べるときにそろえること

  • 質問の文を1文字も変えない
  • 同じAIに、同じ回数ずつ聞く
  • 毎回新しい会話で、ログインしない画面など同じ聞き方にする
  • 答えの全文と引用元を、毎回同じ形で残す
  • そろえられなかったこと(聞いた時刻、使えなかったAI)を記録に書いておく

何回聞けばよいかの目安はAI検索対策の効果測定にまとめています。直るまでの期間は、どのAIの会社も公表していません。読み直しに数日から数週間、ビジネス プロフィールの反映に最大で30営業日ほどかかることもあるので、外のページが直ったのを確かめるまで、週に1回などと決めて測り続けます。

私たちの変更の前後で、同じ30問を測り比べた

私たちは2026年10月1日に、AI検索ドックの提供を始めました。新しいサービスを始めるのも、AIの答えにとっては変更です。その日の夜と、11日後の10月12日に、同じ30問(文は1文字も変えていません)をChatGPTとGeminiに各10回ずつ聞き、600回答ずつを比べました。どちらもクラウド上の仮想マシンのブラウザから送信しています。

10月1日(提供を始めた日)10月12日(11日後)
私たちの名前が出た回答6回答4回答
そのうち、前から公開していたホテルの調査の会社としてだけ紹介した回答2回答1回答
Geminiの引用元に、提供開始のプレスリリースか、その転載記事が入った回答1回答(転載記事)2回答(プレスリリースと転載記事)
Geminiの引用元に、自社サイトが入った回答2回答0回答
提供を始めた日と11日後の比較(30問×ChatGPT・Gemini×各10回=600回答、2026年10月1日21時台と10月12日1時台。引用元はGeminiだけで比較)

提供を始めた日は、名前が出た6回答のうち2回答が、それまでに公開していたホテルの調査の会社として私たちを紹介していました。変更の直後は、前からある情報で紹介される答えが残っていたことになります。11日後は、その紹介が4回答のうち1回答に減り、提供開始を伝えたプレスリリース(PR TIMES)とその転載記事が、Geminiの答えの引用元に入り始めました。一方で、自社サイトは引用されなくなりました。

回数が少ないので、これだけで傾向とは言えません。10月12日はChatGPTの引用元のURLが取れなかったので、引用元はGeminiだけで比べています。それでも、変更を伝えたプレスリリースが参照され始めるまでに日数がかかること、自社サイトを直しただけでは答えの中身が決まらないことは、同じ条件で測り比べて初めて見えたことです。私たちはこのあとも、同じ30問を毎週測っています。

AI検索ドックでの測り方

AI検索ドックでは、お客様がしそうな質問を30問つくり、ChatGPT・Gemini・Copilotに各10回、合わせて900回聞いて、答えの全文と引用元を残します。変更の前に一度測っておけば、変えたあとに同じ質問で聞き直し、古い情報が残っている答えと、その引用元のページを比べられます。

よくある質問

社名を変えたら、AIはいつから新しい社名で答えますか?

期間は、どのAIの会社も公表していません。検索して答える場合は、新しい社名のページが検索エンジンに読み直されてから変わりえます。Google の読み直しには数日から数週間かかることがあります。学習の知識で答える場合は、次のモデルが出るまで変わりません。

旧社名は、自社サイトから全部消したほうがいいですか?

会社概要と沿革には、変更した日と旧社名を残しておきます。旧社名のまま質問した人やAIが、新しい社名につなげる手がかりになります。ほかのページの社名は、すべて新しい社名にそろえます。

古い料金のページやPDFは消したほうがいいですか?

料金のページは同じURLのまま新しい料金に変え、改定日と改定前の料金を書きます。古いPDFは差し替えて、古い版が見つかり続けないようにします。終わったサービスのページは消さずに、終了した日と代わりのサービスを書いて残します。

ドメインも変えた場合、リダイレクトはいつまで残しますか?

Google の文書では、できるだけ長く、一般には1年以上残すよう書かれています。ページごとに、内容が対応する新しいURLへ、301か308の恒久的なリダイレクトを設定します。

移転したら、Googleビジネスプロフィールは新しく作りますか?

新しく作らず、今のプロフィールの住所を変えます。Google のヘルプにそう書かれています。反映は通常10分ほどですが、30営業日ほどかかる場合もあり、オーナー確認のやり直しが必要です。

構造化データを直せば、AIの答えは変わりますか?

構造化データは、ページの内容を検索エンジンに正確に伝えるためのもので、直せばAIの答えが変わると約束するものではありません。ページに見えている内容と同じ値にそろえたうえで、同じ条件で測って確かめます。

AIに「代表が変わりました」と伝えれば直りますか?

その会話の中では直ることがありますが、別の人が別の会話で聞けば、元の答えに戻ります。直すのは、AIが参照するページの側です。

Wikipediaの古い記述は、自分で直してよいですか?

Wikipedia のガイドラインは、自分の会社の記事は本人が直接編集するのではなく、ノートページで出典と変更の案を示し、利害関係のない人に編集してもらうよう勧めています。

合併していないのに、AIが「他社と合併した」と答えます。

これは古い情報ではなく、別の会社との取り違えや推測です。答えの引用元を開いて、どのページから来ているかを確かめます。似た名前の会社と混ざる場合は、取り違えを減らすための書き方があります。

変えたあと、何週くらい測ればいいですか?

決まった期間はありません。外のページが直ったのを確かめ、AIの答えから古い情報が消えるまで、週に1回などと決めて同じ条件で測ります。私たちは自分たちの計測を毎週続けています。

まとめ

ChatGPTやGeminiが変更前の情報を答えるのは、AIが参照するページに古い記述が残っているからです。変更のときは、変える前・変えた日・変えたあと何週かの3つの時期に分けて、直す場所と確かめることを決めておきます。

  • 変える前に、古い値が載るページと外の場所を洗い出し、いまのAIの答えを記録する
  • 変えた日に、公式の情報と構造化データを同じ日にそろえ、変わった日と前後を書いて知らせる
  • 移転でも社名変更でも、Googleビジネスプロフィールは今のプロフィールを直す
  • 変えたあとは、外のページに修正を頼み、同じ質問・同じAI・同じ回数で測り比べる

最初の一歩は、変更の前に、お客様が聞きそうな質問でAIの答えと引用元を記録しておくことです。変える前の答えが残っていれば、変えたあとに何が変わったかを比べられます。

この記事を書いた人

AI検索ドック研究チーム

AI検索ドックで、ChatGPT・Gemini・Copilotなどの答えを調べているチームです。お客様がAIにしそうな相談をくり返し聞き、どの会社や商品の名前が出るか、AIが裏で何を検索し、どのページを引用したかを記録しています。自社の計測や業種ごとの調査、診断で集めた回答をもとに書いています。運営はステラジェント株式会社です。

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