AIO対策とは? AIの答えに選ばれるやり方を、6つの手順と具体例で

AIO対策とは? やり方を具体例で解説
目次10
  1. AIO対策とは? AIの答えの中で選ばれるための対策
  2. AIはどうやって会社を選んでいるのか
  3. AIO対策で目指すこと
  4. AIO対策のやり方を、6つの手順と具体例で
  5. AIO対策でやってはいけないこと
  6. 効くと言われるが、効かないこと・まだわからないこと
  7. AIO対策の効果の測り方
  8. AIO対策の費用と、自分でやるか頼むか
  9. よくある質問
  10. まとめ

AIO対策とは、ChatGPT・Gemini・Copilot・GoogleのAI Overviewsなどに相談されたとき、自社の名前を挙げてもらい、正しく紹介してもらい、自社のページを根拠として示してもらうための対策です。AIOは AI Optimization(AI最適化)の略で、AI検索最適化とも呼ばれます。

「おすすめの〇〇は?」と聞かれたAIは、検索して、読み比べて、数社にしぼって答えます。その数社に入るかどうかで、お客様の目に触れるかどうかが決まります。

この記事では、AIが検索して答えるときの3つの動き「検索する・参照する・回答する」をもとに、何を目指し、どの順で手を打ち、どう確かめるかを、書き方の例と、私たちが実際に測った数字とあわせて説明します。

呼び名の違いや、無料の公式の道具でいまを確かめる方法など、AI検索対策の全体の地図はAI検索対策(AIO・GEO・LLMO)完全ガイドにまとめています。

この記事は、AIの答えを測る診断サービスを提供している AI検索ドック(Stellagent株式会社)が書いています。

この記事のポイント

  1. 土台はSEO。違うのは、自社サイトの外まで対象にし、「何回中何回、名前が出たか」で測ること
  2. AIは検索・参照・回答の3つの動きで答える。読まれるページに、自社の名前とすすめる根拠を増やす
  3. やり方は6つの手順。測る、引用元を見る、土台を整える、中身を直す、外で紹介される、測り直す

AIO対策とは? AIの答えの中で選ばれるための対策

AIOの意味と、AIO・GEO・LLMOの違い

AIOという言葉は、2つの意味で使われています。

意味正式な名前指しているもの
広い意味AI Optimization(AI最適化)ChatGPT・Gemini・Copilot・GoogleのAI機能など、AIの答え全般に向けた対策
狭い意味AI Overviews OptimizationGoogleのAI Overviewsに表示されるための対策
AIOの2つの意味

いま「AIO対策」と言うとき、多くの人が指しているのは広い意味、つまりAI検索全般の対策です。私たちも、AI検索の対策をAIOとして扱い、この記事をその中心にしています。 GoogleのAI OverviewsとAIモードに絞った話は、Google AI Overviews・AIモード対策にまとめています。

呼び名は、ほかにGEOやLLMOもあります。目的は同じで、使われる場面が違います。

呼び名正式な名前使われる場面この記事との関係
AIOAI Optimization日本で、AI検索の対策の総称として広がっているこの記事
GEOGenerative Engine Optimization海外での標準の呼び名海外でどんな対策が進んでいるかはGEO対策へ
LLMOLarge Language Model Optimization日本で最初に広まった呼び名。名前のとおりAIのモデルそのものへの最適化AIが検索せず、学習で覚えている知識の話はLLMO対策へ
AIO・GEO・LLMOの違い

「〇〇対策」の月間の検索数は、AIO対策が1年で 2,900 から 8,100 に増え、LLMO対策(4,400 から 2,900)を追い越しました。GEO対策も 1,000 から 2,900 に増えています(Google 広告のキーワードプランナー、2025年9月と2026年8月)。日本では、AIOが総称になりつつあります。

AIO対策とSEOの違い

Googleは、2026年5月に出した公式のガイドで、生成AI検索に向けた最適化も「SEO であることに変わりはありません」と書いています。Bing のガイドラインも、SEOの基本はAIの答えにもそのまま当てはまる、としています。土台はSEOです。

SEOAIO対策
目指すこと自社のページを、検索結果の上位に出すAIの答えの中で、自社の名前が挙がり、自社のページが引用される
対象にする場所自社サイト自社サイト+外のサイト(比較記事・口コミ・動画・ニュース)
近い仕事サイトの改善、記事づくりサイトの改善に加えて、広報・PR、口コミや紹介を増やすこと
返ってくるものリンクの一覧ひとつの答えと、数社の候補、数件の引用元
狙う言葉人が打つキーワードAIが相談を分けてつくる、いくつもの検索クエリ
結果の見え方順位は日々少しずつ動く同じ質問でも、答えは毎回変わる
測り方順位・クリック数同じ質問を何回も聞いて、名前が出た割合と引用されたページを見る
SEOとAIO対策(2026年10月時点)

土台はSEO。違うのは範囲と測り方

AIは検索の索引から答えるので、SEOの土台はそのまま効きます。ただしAIは、比較記事や口コミ、動画まで参照して答えます。自社サイトの順位だけでなく、外のサイトでどう紹介されているかまでが対策の範囲です。

「検索で上位なら引用される」とも言い切れなくなっています。AI Overviewsの引用元を400万件調べた調査では、元の言葉で検索10位以内にいたページは38%でした。1年前の同じ調査では約76%です。AIが相談をいくつもの検索に分けて調べるため、分けられた別の言葉の検索結果から拾われるページが増えています。

なぜいまAIO対策が必要か

相談相手が、検索からAIに広がっています。

51%

日本の生成AIの利用率(1年前は27%)

41.1%

Google検索から、どこかのサイトに移った割合(2025年)

29.5%

家電を買う前に、生成AIを使った人

NTTドコモ モバイル社会研究所(2026年2月)、ヴァリューズ(2026年7月公表)、Stellagent 調べ(2026年7月、n=400)

日本の生成AIの利用率は、1年で倍近くになりました。Googleの検索の上にもAIの答えが出るようになり、検索した人の6割近くが、どのサイトにも行かずに調べものを終えています。家電を買った400人に聞いた調査では、3割が買う前にAIを使っていました。

お客様が比べる場所が、検索結果の10件から、AIの答えの数社に移りつつあります。 10件の中なら5位でも見てもらえますが、数社に入れなければ、比べる候補にも入りません。

AIはどうやって会社を選んでいるのか

AIの答え方には、検索しないで学習した知識だけで答える場合と、検索して見つけたページをもとに答える場合があります。

ただ、いまの主なAIは、「おすすめの〇〇は?」のような相談では、ほぼ必ず検索してから答えます。私たちが計測や診断の会社を探す相談を900回聞いたときも、889回(98.8%)の答えに、検索して参照したページ(引用元)が付いていました(2026年10月1日、ChatGPT・Gemini・Copilot)。

そのため、AIO対策はAIが検索して答えることを前提に考えます。検索しないときの、学習で覚えている知識については、LLMO対策で書いています。

検索して答えるとき、AIは検索する・参照する・回答するの3つの動きをします。

動きAIがしていること候補から外れる理由
① 検索する相談の文章から検索クエリをいくつもつくり、索引から、自社や外のサイトのページを集める検索の索引に載っていない。分けられた言葉に答えるページがない
② 参照する集めたページ(自社と外のサイト)の中身を参照する参照されるページの中に、自社の名前や情報がない。中身が読めない
③ 回答する参照した内容をもとに、相談に合う会社を選び、紹介のしかたを決めて答える参照したページの中に、すすめる根拠がない。ページによって情報が食い違う
AIが検索して答えるときの3つの動き

① AIは、相談から検索クエリをつくって検索する

AIは、受け取った相談をそのまま検索しません。条件ごとに、別々の検索クエリ(AIが検索に使う言葉)をつくります。Googleはこれを「クエリファンアウト」と呼んでいます。

私たちが ChatGPT に「AI検索への対策を頼める日本の会社を3つ挙げ、従来のSEOの会社との違いを比べてください」と相談したとき、答えの裏ではこんな検索が走っていました。

  1. 日本 AI SEO AIO GEO LLMO 支援 会社 ChatGPT Gemini Perplexity コンサル
  2. site:willgate.co.jp LLMO AI SEO GEO 生成AI 検索 支援
  3. site:plan-b.co.jp LLMO AI SEO GEO 生成AI 検索 支援

AIは言葉を組み直して検索し、2本目からは「site:」で候補の会社の公式サイトに絞って、もう一度検索しています。90回の答えで数えると、ChatGPTの検索は1回あたり平均4.6本で、その2割が「site:」でした。すすめる前に、公式サイトに書いてあることを見に来ているのです。お客様が打った言葉と、AIが実際に検索する言葉は違います。

検索する先は、AIごとに違います。

AI検索する先(索引)索引をつくるボットその場で読みに来るボット
Gemini・GoogleのAIモード・AI OverviewsGoogle検索の索引Googlebotない(索引から答える)
Microsoft CopilotBingの索引bingbotない(索引から答える)
ChatGPT(検索あり)自社の検索ボットの索引と、提携する検索の索引OAI-SearchBotChatGPT-User
AIごとの検索する先(各社の公開資料より)

つまり「検索する」で大事なのは、まず検索の索引に載っていることです。自社サイトだけでなく、比較記事や口コミのページも、同じように索引から集められます。

AIのボットの動きは、思っているより早いものです。私たちのサイトでは、新しいページを公開してから6時間で bingbot、8時間半で OAI-SearchBot、29時間で Googlebot が来ました。人の質問に答えるために読みに来る ChatGPT-User は、31時間後に来ています(2026年9月28日〜10月5日)。

② AIは、集めたページの中身を参照する

AIは、検索で集めたページの中身を参照して答えます。参照するのは、自社のページに限りません。比較記事、口コミ、ニュース、他社の公式サイトも、同じように集められ、参照されます。

集めたページのどこを、どれだけ読んでいるのかは、各社とも公開していません。公開されているのは、次のことです。

  • Googleは、AI OverviewsとAIモードについて、関連する検索をいくつも行い、答えをつくりながら根拠になるページを見つけて示す、と説明しています。根拠として示されるには、Google検索の索引に載り、スニペット(検索結果の説明文)つきで表示できる状態であることが条件です
  • OpenAIは、開発者向けの検索ツールについて、検索の上位の結果から答えるほか、ページを開いたり、ページの中で語句を探したりする、と説明しています

実際の動きを、ChatGPTの1回分の記録で見てみます(2026年10月1日、計測ツールを探す相談)。

6本

答えの前に使った検索の数

45ページ

検索で受け取ったページ

14ページ

そのうち、答えで引用したページ

Stellagent 調べ(2026年10月1日、ChatGPTの1回の答えの記録)

受け取った45ページのうち、答えで引用されたのは14ページでした。集めたページのすべてが、答えに使われるわけではありません。 相談と関係の深い内容が、読める形ではっきり書かれているページほど、参照されやすいと考えられます。ChatGPTなどのボットは、JavaScriptを動かさずにページを読むことも分かっています。

③ AIは、参照した内容から回答をつくる

最後に、AIは参照した内容をもとに、相談の条件に合う数社を選び、どう紹介するかを決めて回答します。

さきほどのChatGPTの1回分では、すすめた3つのサービスは、どれも引用したページの中に、そのサービスの公式サイトやプレスリリースがありました。参照したページの中に名前と根拠がある会社が、回答に残っています。

その根拠は、自社サイトだけではありません。私たちの900回の計測でも、引用元の多くは第三者の比較記事でした。参照されるページの多くで、同じ会社が同じように紹介されていれば、その会社は回答に出やすくなると考えられます。逆に、会社名や料金の書き方がページによってばらばらだと、同じ会社の話だと分からなかったり、間違った紹介をされたりします。

AIO対策で目指すこと

「言及」と「引用」は別のもの

AIの答えに自社が出る形は、2つあります。

言及引用
何が起きるか答えの本文や、表示される商品・会社のカードに、自社の名前が出る答えの根拠として、自社のページのリンクが示される
例「静かな掃除機なら、A社の〇〇がおすすめです」答えの下や横に、自社の記事のURLが並ぶ
効くこと比べる候補に入る。問い合わせや購入に近い自社のページに人が来るきっかけになる。ただし押されるのは一部
主に効く打ち手外のサイトで紹介される。条件に合う根拠を書く自社サイトを索引に載せ、読める形にする
言及と引用の違い

自社のページが引用されているのに、答えの本文ですすめられているのは他社、ということもよく起きます。問い合わせにつながりやすいのは言及のほうです。

実際の画面で見てみます。箱根の家族向けの宿を ChatGPT に相談すると、答えの中に宿のカードが並び、本文の段落の終わりに引用の札が付きました(2026年10月7日)。

ChatGPTの答え。地図の下に、すすめる宿のカードが3つ並んでいる
ChatGPTの答え(2026年10月7日、一時チャット)。①の宿のカードに名前が出るのが「言及」
ChatGPTの答えの本文。宿ごとの説明の終わりに、引用元のサイト名の小さな札が付いている
同じ答えの本文。①の札が「引用」。札を押すと、根拠にしたページが開く

GoogleのAI Overviewsでは、本文の中の札と、右側の一覧の2か所に引用元が出ます。

GoogleのAI Overviews。本文に引用元の札があり、右側に引用元のページの一覧がある
GoogleのAI Overviews(2026年10月7日)。①本文の中の引用の札、②右側の引用元の一覧。①の個人のアカウント名はぼかしています

目指す3つの状態

1

名前が出る

お客様が聞きそうな相談で、AIの答えに自社の名前が出る。

2

正しく紹介される

料金・条件・特徴が、公式の情報どおりに書かれている。

3

上位に挙がる

挙がった数社の中で、先に、すすめる理由つきで紹介される。

2つ目の「正しく紹介される」は、当たり前に見えて、できていないことの多いところです。企業の公式の情報を主なAI5種に聞いた調査では、正しく答えられたのは60.0%でした。

答えは毎回変わるので、「何回中何回」で見る

同じ質問をしても、AIの答えは毎回変わります。私たちの900回の答えでは、同じ質問を1回だけ聞いた結果は、10回聞いた割合と平均で約30ポイントずれました。1回だけ聞いて「出ていない」「1位だった」と判断すると、たまたまの結果を実力と読み違えます。

一方で、上位の常連は動きにくいことも見えています。冷蔵庫の買い物の相談では、ChatGPTとGeminiが同じ家電量販店を15回中15回、1位に挙げました。顔ぶれは固まりやすく、並びや下のほうは毎回動く。だから3つの状態は、何回中何回出たか(言及率)、正しく書かれていたか、出たときに何番目かの割合で見ます。

私たちも、自分たちのサービスを同じ方法で測りました。計測や診断を探す相談を30問、ChatGPT・Gemini・Copilotに各10回、合わせて900回聞いて、名前が出たのは4回でした(2026年10月1日)。これが私たちの出発点です。この状態から何をして、何が変わったかは、noteで公開しています。

AIO対策のやり方を、6つの手順と具体例で

回答に出るかどうかは、AIが検索して参照するページの中に、自社の名前と正しい情報がどれだけあるかで決まります。自社サイトだけでなく、外のサイトも含めて、名前と正しい情報が出る場所を増やします。

  1. いまの状態を測る
  2. AIの検索クエリと、引用元のページを見る
  3. 自社サイトの土台を整える。AIのボットが入れて、索引に載る
  4. 自社サイトの中身を、相談に答える形にする
  5. 外のサイトで、紹介される場所を増やす
  6. 同じ条件で、1か月ごとに測り直す

上の手順ほど先に効きます。AIのボットが入れなければ、中身をどれだけ直しても参照されません。

手順1 いまの状態を測る

最初に、お客様が実際にしそうな相談で、AIの答えに自社が出ているかを確かめます。キーワードではなく、お客様の立場と条件を入れた相談の文にするのがこつです。

例なぜ
よくない箱根 旅館検索窓に打つ言葉で、AIへの相談の形になっていない
よくない〇〇旅館の評判は?自社の名前を入れると、自社が出るのは当たり前になる
よい小学生の子ども2人と箱根に1泊します。夕食は部屋食で、温泉が広い宿を3つ教えてください立場・条件・頼みごとが入っている。実際の相談に近い
質問のつくり方の例(家族向けの宿の場合)

質問を10〜30個つくり、ChatGPT(検索あり)・Gemini・Copilot・GoogleのAIモードで、それぞれ何回か聞きます。毎回新しい会話にし、ChatGPTやGeminiは一時チャットを使います。記録は、次のような表にします。

質問AI回自社の名前何番目一緒に挙がった会社引用元
箱根の家族向けの宿ChatGPT1出た3番目A旅館、B旅館比較記事、予約サイト
箱根の家族向けの宿ChatGPT2出ない—A旅館、C旅館比較記事、公式サイト
記録の表の例

何回中何回名前が出たか(言及率)が、これからの対策の出発点になります。

手順2 AIの検索クエリと、引用元のページを見る

次に、AIが裏で何を検索し、どのページを引用しているかを見ます。ここで、手を打つ場所が決まります。

検索クエリは、AIの画面にはふつう表示されません。Googleの検索を使って答える Gemini API や、OpenAIのAPIは、検索を使ったときに実際の検索クエリを返します。Gemini API で記録すると、たとえば次のようになりました(2026年10月1日)。

中堅の旅行会社でWeb集客を担当しています。(中略)AIO対策を依頼できる日本の会社を3つ挙げ、それぞれの進め方と、どのような会社に向いているかを比べてください。

  1. AIO対策 支援 会社 日本 SEO
  2. AI Overviews 対策 支援 企業 日本
  3. GEO対策 支援 代理店 SEO 日本

相談には「AIO対策」としか書いていないのに、AI Overviews 対策や GEO対策と言い換えて検索しています。同じ質問を3回送ると、使われた検索クエリは毎回ほとんど入れ替わりました(30問×3回で268種類、2回以上使われたのは2.6%)。自社が狙う言葉だけで上位を取っても、AIの検索に引っかからないことがあります。 検索クエリは、自社サイトで答えるべき言葉と観点を決める材料にします。

引用元のページは、手順1で記録した答えから集めます。ChatGPTなら、本文の札を押すと、根拠にしたページの題名とサイト名が出ます。

ChatGPTの引用の札を押したところ。宿の公式サイトの題名が小窓に出ている
①の札を押すと、②の小窓に引用元のページが出る(2026年10月7日)

集めたページは、次の3つで見ます。

引用元のページで見ること

  • 自社の名前が載っているか。載っていれば、料金や強みが正しく書かれているか
  • 競合は、どのページに、どう載っているか
  • どんな種類のページが多いか(自社サイト、比較記事、口コミ、動画、ニュース、他社の公式サイト)
引用元に多いページ打つ手手順
比較記事・ランキングその記事に載るよう、運営者に情報を渡して相談する5
口コミ・レビューお客様に口コミをお願いする5
動画使い方や選び方を、動画でも説明する5
他社の公式サイト同じ観点で比べられる情報(料金・対象・事例)を、自社サイトにも書く4
自社サイト正しく書かれているかを確かめ、足りない観点のページを足す4
引用元に多いページと、打つ手

手順3 自社サイトの土台を整える

AIは、Google・Bing・自社の検索の索引からページを集めます。ボットが入れないページや、索引に載っていないページは、候補になりません。

いちばん多い見落としは、robots.txt です。AIのボットをまとめて止めると、学習を止めるつもりで、AIの検索ボットまで止めてしまいます。

書き方起きること
よくないUser-agent に OAI-SearchBot や bingbot を入れて Disallow: /ChatGPTの検索やCopilotの答えに出なくなる
よい学習を止めたいなら、User-agent: GPTBot だけに Disallow: / を書く学習には使われないが、AIの検索には出られる
robots.txt の例
やること確かめ方
GoogleとBingの索引に載せる「site:自社のドメイン」で、GoogleとBingの両方を検索する。Bingは Bing Webmaster Tools に登録する
配信サービス(CDN)やWAFのボット対策で止めないサーバーやCDNの記録に、検索ボットが来ているかを見る
本文・料金・仕様を、JavaScriptなしで出すJavaScriptを切ってページを開くか、ページのソースで料金の数字を検索する
検索結果の説明文を止めていないnosnippet などの指定が、大事なページに入っていないかを見る
サイトマップに、開けないページを入れないサイトマップのURLをいくつか開き、404やリダイレクトがないかを見る
自社サイトの土台で確かめること

手順4 自社サイトの中身を、相談に答える形にする

AIは、参照したページの中に、相談の条件に合う根拠がある会社を答えに残します。根拠が書かれていないと、ページが読まれても選ばれません。

直すところ前後
料金料金はお問い合わせください1人あたり月300円(税別)。最低10人から。初期費用なし
誰に向いているかあらゆる企業におすすめ従業員50〜500人の会社向け。シフト制の店舗が多い会社に向く。1,000人を超える会社には別プランがある
実績多数の企業に導入導入1,200社、継続率97%(2026年9月時点)
見出しと結論「私たちの想い」から始まる見出し「勤怠管理システムの料金」のすぐ下に、料金と条件を書く
名前の書き方ページによって「〇〇勤怠」「〇〇 Kintai」「〇〇クラウド勤怠」正式名を1つに決め、自社サイト・資料・SNSでそろえる
書き方の例(法人向けの勤怠管理システムの場合)

表の数字は書き方の例で、実在の会社のものではありません。ほかに、次のことも見ます。

やること確かめ方
AIの検索クエリと、相談が分かれる観点ごとに、答えるページを置く手順2で知った検索クエリで検索し、それぞれに答えるページが自社サイトにあるかを見る。観点は「条件・比べる相手・料金・評判・使う場面」
数字と出典、自社にしかない情報を入れる自社の調査や計測、事例の数字を出しているか。Googleは、ほかのサイトの言い換えではない独自の内容を求めている
導入事例・お客様の声を、具体的に書く導入前の課題・選んだ理由・やったこと・結果が書かれているか
よくある質問に答える問い合わせや商談で実際に聞かれることに、ページの中で答えているか
会社概要に、何の会社で、何をしているかを書く事業内容・所在地・代表者があるか
書いた人・運営する会社と、更新日を書く記事に書いた人と会社、いつの時点の情報かが書かれているか
自社サイトの中身で見ること

一方で、AIのために特別な書き方をする必要はありません。Googleは、生成AI検索のために文章を細かく切り分ける必要も、理想の長さもない、と書いています。

手順5 外のサイトで、紹介される場所を増やす

AIは、自社サイトだけでなく、比較記事・口コミ・動画・ニュースまで参照して答えます。私たちの900回の計測でも、引用元の多くは第三者のページでした。GoogleのAI Overviewsでは、引用元の約1割がYouTubeの動画でした(2026年10月6日、AI検索の対策に関する100語×3回)。外のサイトで紹介される場所を増やすことは、AIO対策の中心のひとつです。

やること具体例気をつけること
比較記事に載る引用元で見つけた比較記事の運営者に、サービスの概要・料金・対象・事例を送り、掲載を相談する掲載料を払う場合は、広告であることを表示してもらう
口コミを増やす導入から3か月たったお客様に、口コミのサイトやGoogleビジネスプロフィールへの投稿をお願いする自作の口コミや、見返りを隠したお願いはしない
動画で説明する「〇〇の選び方」「〇〇の使い方」を、5分ほどの動画にする。題名と説明文に何の動画かを書く名前・料金・強みの言い方を、自社サイトとそろえる
発表する新しいサービスの告知だけでなく、自社で集めた調査の数字や、選ぶときの条件を入れて発表する告知だけの発表は引用されにくい
外のサイトでやることの例

私たちも、サービスの開始にあわせてプレスリリースを出しましたが、900回の答えで、そのページが引用されたことは1回もありませんでした。一方で、プレスリリースの配信サイトのページは186回の答えで引用されていました。場所があるだけでは足りず、相談に答える中身が要ります。

外のサイトで長く広く紹介されることは、AIが検索しないで答えるときの知識にも効いていきます。こちらはモデルが新しくなるまで表れないので、時間がかかります。くわしくはLLMO対策で書いています。

手順6 同じ条件で、1か月ごとに測り直す

対策を始めたら、手順1と同じ質問・同じ回数で、1か月ごとに測り直します。同じ条件で測るので、名前が出た割合や、引用されたページがどう動いたかが分かります。

効果は、AIの回答、サイトへの来訪、問い合わせなどの成果の順に遅れて出ます。ボットや索引の問題なら数週間で答えが変わることもありますが、外で紹介される数を積み上げるのは数か月単位です。

AIO対策でやってはいけないこと

Googleのスパムに関するポリシーは、2026年5月から、生成AIの答えを操作しようとすることも対象だと明記しています。検索で不利になる手口は、AIの答えでも不利になります。

やってはいけないこと具体例当たるもの
ページの量産「AIO対策 東京」「AIO対策 大阪」のように、地域名や言い回しだけを変えたページを何十もつくる大規模なコンテンツの不正使用(Google)
見えない文字白い背景に白い文字で、AIへの指示や狙う言葉を書く隠しテキスト・キーワードの乱用(Google)。Bing はAIへの指示の埋め込み(プロンプトインジェクション)を禁止している
他社のサイトの評判を借りる評判のよいサイトに、関係の薄い自社の宣伝ページを置いてもらうサイトの評判の不正使用(Google)
広告と書かない紹介自作の口コミや、お金を払って書いてもらった比較記事を、広告と書かずに出すステルスマーケティングの規制(2023年10月から)
やってはいけないことの例

AIで書いた記事であること自体は、問題ではありません。Googleは、どう作ったかではなく内容の質で判断するとしたうえで、公開の前に人が事実を確かめることを求めています。

効くと言われるが、効かないこと・まだわからないこと

  • GoogleのAIには要らない

    llms.txt を置く

    Googleは、Google検索は llms.txt を無視するので、置いても害も益もない、と書いています。AI OverviewsとAIモードには効きません。ChatGPTなどほかのAIで効くかは、まだ確かめられていません。

  • GoogleのAIには要らない

    AIのために構造化データを足す

    Googleは、生成AI検索に構造化データは必要ないとしています。構造化データを足した1,885ページを比べた調査(Ahrefs、2026年5月)でも、どのAIでも引用ははっきり増えませんでした。FAQ のリッチリザルトも、2026年5月に表示が終わりました。入れるなら、ページの文と食い違わないことが先です。

  • GoogleのAIには要らない

    AI向けに文章を書き直す・細かく切り分ける

    Googleは、生成AI検索のために特定の書き方をする必要はない、としています。手順4のように、相談に答える根拠を書くことのほうが先です。

  • 注意

    ボットの名前と役割を取り違えない

    Google-Extended は、Geminiの学習などに使ってよいかを決める指定で、Googleは「Google検索への掲載にも順位にも影響しない」と書いています。OpenAIの GPTBot も学習用で、ChatGPTの検索に出るかは OAI-SearchBot で決まります。

AIO対策の効果の測り方

効果は、3つの段に分けて見ます。上の段ほど早く動き、下の段ほど遅れて出ます。

段見る数字測り方
AIの回答名前が出た割合、出たときの順番、引用されたページ、内容の正しさ手順1の質問を、同じ条件で何回も聞いて記録する。GoogleのAI Overviews・AIモードは Search Console の生成AIパフォーマンスレポート(表示回数)、Copilot は Bing Webmaster Tools の AI Performance(引用数)でも見る
来訪AIの答えから来た人の数、社名での検索の数GA4の「AI アシスタント」のチャネル(2026年5月に追加)と、Search Console の社名の検索の数
成果問い合わせ、商談、購入問い合わせのフォームに「何で知りましたか」を足し、選択肢に「生成AI(ChatGPT・Geminiなど)」を入れる
AIO対策の効果を測る3つの段

AIの答えを読んで名前を覚えた人は、あとで社名を検索したり、直接サイトに来たりします。GA4に「AIから」と出る来訪は、AIの影響の一部だけです。指標の選び方はAI検索対策(AIO・GEO・LLMO)の効果測定に、GA4の設定はGA4でAIからの流入を見る方法にまとめています。

AI検索ドックでの測り方

いちばん上の段を、私たちは AI検索ドック でこう測っています。

  • お客様が実際にしそうな相談を30問つくる(業種や立場、条件まで書き込む)
  • ChatGPT・Gemini・Copilotに、毎回新しい会話で各10回ずつ聞く(合わせて900回)。GoogleのAIモードとAI Overviewsは、オプションで追加できる
  • 名前が出た割合と順番、一緒に挙がった会社、引用されたページ、AIが裏で使った検索クエリ、内容の正しさを出す

レポートでは、たとえば次のように、ブランドごとに名前が出た割合をAI別に並べます。

見本レポートの、ブランドごとに、ChatGPT・Gemini・Copilotの答えに名前が出た割合を並べた表
見本レポートの一部(架空のランニングシューズのブランド)。ブランドごとに、3つのAIの答えに名前が出た割合を並べる

AIがどのページを引用したかも並べます。どこに載れば答えに効くかが、推測ではなく数字で分かります。

見本レポートの、AIが引用した上位のページと、その種類、AIごとの回数
見本レポートの一部。AIが引用した上位のページを、種類とAIごとの回数で並べる

AIO対策の費用と、自分でやるか頼むか

手順3と手順4は、社内でできることが多い領域です。手順5の外のサイトで紹介されることと、何十もの質問を何回も聞いて測ることは、手間がかかります。頼む場合は、計測ツールは月額、診断は1回ごと、対策の支援は月額か作業ごと、と費用の形が分かれます。

頼む前には、何を、何回測って、何を納品するのかを確かめます。公開されている料金を数えた結果はAIO対策・LLMO対策の費用相場に、会社の選び方はLLMO対策・AIO対策の会社24社の比較に、外注か自分でかの分け方は外注するか、内製するかにまとめています。

よくある質問

AIO対策とSEO対策の違いは何ですか?

Googleは、生成AI検索に向けた最適化も「SEOであることに変わりはない」としていて、土台は同じです。違うのは範囲と測り方です。AIは比較記事や口コミ、動画まで参照して答えるので、外のサイトでの紹介も対策に入り、順位ではなく、答えの中で名前が出た割合や引用されたページで測ります。

AIO対策とLLMO対策、GEO対策の違いは何ですか?

目的は同じで、呼び名と使われる場面が違います。日本ではAIO対策の検索が1年で約3倍に増え、総称になりつつあります。GEOは海外での標準の呼び名です。LLMOは名前のとおりAIのモデルそのものへの最適化で、AIが学習で覚えている知識の話を指すときに使います。

AIO対策と、GoogleのAI Overviewsの対策は同じですか?

AI Overviews の対策は、AIO対策の一部です。AIO対策はChatGPTやCopilotを含むAIの答え全般を対象にします。GoogleのAI OverviewsとAIモードに絞った話は、Google AI Overviews・AIモード対策にまとめています。

AIは、いつも検索してから答えるのですか?

「おすすめの〇〇は?」のような相談では、ほぼ必ず検索します。私たちが900回聞いたときは、889回(98.8%)の答えに引用元のページが付いていました。学習した知識だけで答える場合への備えは、LLMO対策で書いています。

AIO対策の具体例を教えてください。

たとえば、料金を「お問い合わせください」から「1人あたり月300円(税別)、最低10人から」と本文に書く、誰に向いているかを書く、引用の多い比較記事の運営者に掲載を相談する、robots.txt で学習ボットだけを止めて検索ボットは止めない、などです。この記事の6つの手順に、それぞれの例を載せています。

1回聞いて名前が出なければ、対策が必要ですか?

1回だけでは判断できません。私たちの測定では、1回だけ聞いた結果は、10回聞いた割合と平均で約30ポイントずれました。同じ質問を何回も聞いて、何回中何回名前が出たかで見ます。

プレスリリースを出せば、AIに引用されますか?

出すだけでは引用されません。私たちの900回の計測では、プレスリリースの配信サイトのページは186回の答えで引用されていましたが、私たちが出したプレスリリースのページは1回も引用されませんでした。引用されるのは、お客様の相談に答える中身(数字・条件・比べる材料)があるページです。

AIのボットを止めていたら、AIの答えには出ませんか?

AIによって違います。Gemini・GoogleのAIモード・Copilotは、GoogleやBingの索引をもとに答えるので、Googlebot や bingbot が読めて索引に載っていれば、候補になり得ます。ChatGPTは、OAI-SearchBot を止めると検索の答えには出なくなります。止めるなら、学習用のボット(GPTBot など)だけにするのが安全です。

AIO対策でペナルティを受けることはありますか?

あります。Googleのスパムに関するポリシーは、2026年5月から、生成AIの答えを操作しようとすることも対象にしています。言い回しだけを変えたページの量産、見えない文字での指示や言葉の詰め込み、広告と書かない紹介は、検索でもAIの答えでも不利になります。

llms.txt や構造化データは必要ですか?

GoogleのAI OverviewsとAIモードのためには、要りません。Googleは、llms.txt は無視し、生成AI検索に構造化データは必要ない、と書いています。ChatGPTなどほかのAIで効くかは、まだ確かめられていません。

効果が出るまで、どのくらいかかりますか?

ボットや索引の問題なら、直してから数週間で変わることがあります。中身の直しや、外のサイトで紹介される数を積み上げるのは、数か月単位です。同じ質問で、1か月ごとに確かめます。

社内の誰がやればいいですか?

1人で完結させないほうが進みます。自社サイトの直しはWebやSEOの担当、外のサイトで紹介されることは広報、料金や事例の数字を出すのは事業の担当です。専任でなくても、役割を決めて一緒に動けるようにします。

まとめ

AIO対策は、AIに相談されたとき、自社の名前を挙げてもらい、正しく紹介してもらい、自社のページを根拠として示してもらうための対策です。土台はSEOで、違うのは外のサイトまで含めることと、測り方です。

AIは検索する・参照する・回答するの3つの動きで答えます。回答に出るかは、参照されるページの中に、自社の名前と根拠がどれだけあるかで決まります。

  • いまの状態を測る
  • AIの検索クエリと、引用元のページを見る
  • 自社サイトの土台を整える
  • 自社サイトの中身を、相談に答える形にする
  • 外のサイトで、紹介される場所を増やす
  • 同じ条件で、1か月ごとに測り直す

量産や見えない文字のような近道は、逆効果です。最初の一歩は、お客様の相談の形で質問をつくり、いまの状態を数字にすることです。

この記事を書いた人

AI検索ドック研究チーム

AI検索ドックで、ChatGPT・Gemini・Copilotなどの答えを調べているチームです。お客様がAIにしそうな相談をくり返し聞き、どの会社や商品の名前が出るか、AIが裏で何を検索し、どのページを引用したかを記録しています。自社の計測や業種ごとの調査、診断で集めた回答をもとに書いています。運営はStellagent株式会社です。

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