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AI検索の引用元とは、ChatGPT・Gemini・Copilot・GoogleのAI Overviewsなどが、答えの根拠として示すページのことです。AIは相談を受けると検索し、見つけたページを参照して答えをつくり、そのうちの一部を引用元として示します。
引用元に選ばれるのは、検索で見つかり、相談の条件に答える中身が書かれたページです。私たちが900回の答えで数えると、ChatGPTはサービスや会社の公式ページを、GeminiとCopilotは比較記事を多く引用していました。
この記事では、AIが実際に引用しているページの種類、引用されるページの条件、自社で引用元を調べる手順、調べた結果から何をするかを、私たちが測った数字とあわせて説明します。
AI検索対策の全体の地図はAI検索対策(AIO・GEO・LLMO)完全ガイドに、やり方の手順はAIO対策にまとめています。
この記事のポイント
- 引用元は、AIが答えの根拠として示すページ。名前が出る「言及」とは別に見る
- ChatGPTは公式ページ、GeminiとCopilotは比較記事を多く引用する。AIごとに見る場所が違う
- 引用元は回ごとに大きく入れ替わる。自社名のない相談で、何回か聞いて記録する

AI検索の引用元とは
AIの答えに自社が出る形は、2つあります。答えの本文に名前が出る「言及」と、答えの根拠として自社のページが示される「引用」です。
| 言及 | 引用 | |
|---|---|---|
| 何が起きるか | 答えの本文や、表示される商品・会社のカードに、自社の名前が出る | 答えの根拠として、自社のページのリンクが示される |
| どこに出るか | 答えの文の中 | 段落の終わりの札、答えの下や横の一覧 |
| 効くこと | 比べる候補に入る。問い合わせや購入に近い | 自社のページに人が来るきっかけになる。ただし押されるのは一部 |
2つは一致するとは限りません。自社のページが引用されているのに、本文ですすめられているのは他社、ということも起きます。反対に、他社の比較記事が引用元で、そこに載っている自社の名前が本文に出ることもあります。
それでも引用元を調べるのは、AIが何を読んで答えたのかが、引用元に表れるからです。言及を増やしたいときも、まず引用元を見ると、どのページに載れば答えに効くのかが分かります。
AIが引用元を選ぶしくみ
AIが相談に答えるときの動きは、「検索する・参照する・回答する」の3つに分けられます。引用元は、この流れの最後に決まります。
- 検索する。 AIは相談を、検索クエリ(AIが検索に使う言葉)に言い換えて検索します。Gemini・GoogleのAIモード・AI OverviewsはGoogle検索の索引、CopilotはBingの索引、ChatGPTは自社の検索ボットの索引と提携する検索の索引から、ページを集めます
- 参照する。 集めたページの中身を読み、相談の条件に合う情報を探します
- 回答する。 参照した内容から答えをつくり、答えの根拠にしたページを引用元として示します
検索で集めたページが、すべて引用されるわけではありません。ChatGPTの1回の答えを記録すると、検索で受け取った45ページのうち、答えで引用されたのは14ページでした(2026年10月1日、計測ツールを探す相談)。引用元は、検索で見つかったページのうち、AIが答えに使ったものだけです。
検索の仕方にも特徴があります。ChatGPTの画面で30問を3回ずつ記録すると、90回中17回は検索を2段階に分けていて、2段目の検索クエリ59本のうち51本が「site:」つきでした。「site:〇〇 料金」のように、候補に挙げた会社の公式サイトに絞って、料金や納品物を見に行っていました。AIが裏で使う検索クエリは、クエリファンアウトの記事でくわしく説明しています。
AIが実際に引用しているページ
ここからは、私たちが自社の分野で測った結果です。計測や診断のサービスを探す相談を30問つくり、ChatGPT・Gemini・Copilotに各10回、合わせて900回聞きました(2026年10月1日、クラウド上の仮想マシンのブラウザから、ログインしない画面で送信)。
889回答
引用元が付いた答え(900回答中)
1,397ページ
引用されたページ(重なりを除く)
498サイト
引用されたページのドメインの数
900回中889回(98.8%)の答えに引用元が付き、重なりを除くと1,397ページ、498のドメインが引用されていました。引用元が付かなかった11回のうち9回はGeminiです。1回の答えに付いた引用元は、平均でChatGPTが7.8ページ、Geminiが3.5ページ、Copilotが3.3ページでした。
AIごとに、引用するページの種類が違う
引用されたページを、題名とURLから種類に分けて、その種類を1件以上引用した答えの割合を数えました。
ChatGPTは、300回中295回でサービスや会社の公式ページを引用していました。本文の札に出た引用だけで数えても288回です。料金・費用のページを引用した答えも3割ありました。さきほどの「site:」の検索と合わせると、ChatGPTは候補を挙げる前に、各社の公式サイトで料金やできることを確かめていると考えられます。
GeminiとCopilotは、8割の答えで比較記事を引用していました。公式ページの引用は、Geminiで半分弱、Copilotでは2割に届きません。同じ相談でも、ChatGPTは公式ページを、GeminiとCopilotは比較記事を根拠にしやすいという違いがあります。AIごとの違いは、ChatGPT・Gemini・Copilotの違いの記事に、比較記事を根拠にした答えで自社が不利に書かれるときの直し方はChatGPTの比較で自社が不利に書かれるときにまとめています。
引用元の半分は、1回しか出てこない
1,397ページのうち735ページ(52.6%)は、900回の中で1回しか引用されていません。10回以上引用されたのは81ページです。3つのAIのすべてが引用したページは3つだけで、1,283ページ(91.8%)は1つのAIだけが引用していました。
同じ質問を、同じAIに10回聞いたときも、引用元は大きく入れ替わります。
| ChatGPT | Gemini | Copilot | |
|---|---|---|---|
| 10回で引用されたページの種類(中央値) | 47.5ページ | 24ページ | 13ページ |
| そのうち10回中5回以上引用されたページ(平均) | 2.0ページ | 0.7ページ | 1.6ページ |
1つの質問で、10回のうち半分以上引用されるページは、どのAIでも0〜2ページほどしかありませんでした。1回見ただけで「引用されている」「されていない」とは決められません。
よく引用されるのは、プレスリリースの配信サイトと比較記事
ドメインで数えると、いちばん多く引用されていたのはプレスリリースの配信サイト(PR TIMES)で、900回中186回の答えに入っていました(ChatGPT 73回、Gemini 80回、Copilot 33回)。そのあとに、計測ツールや支援会社の公式サイトと、それらの会社が書いた比較記事が続きます。
一方で、私たちが2026年10月1日に出したプレスリリースのページは、1回も引用されませんでした。私たちのサイト(stellagent.ai)を引用した答えは8回で、私たちの名前が出た4回の答えのうち3回は、根拠が自社サイトでした。配信サイトがよく読まれていても、自社のリリースが読まれるとは限りません。
GoogleのAI Overviewsは、動画も引用する
GoogleのAI Overviews(日本語の画面では「AIによる概要」と表示されます)も、同じ分野の検索の言葉で調べました。100語を3回ずつ検索し、AI Overviewsが出た282回の答えを集めています(2026年10月6日、Google・日本・日本語)。
- 引用元は1,608件で、1回あたり5.7件。同じ検索の上位10件と同じページは45.4%でした
- YouTubeの動画が180件(11.2%)で、ドメインで数えると1位です。引用元のあった281回のうち123回(44%)に、動画が入っていました
- 種類で見ると、解説記事を引用した答えが66%、比較記事が55%、公式ページが54%でした
AI Overviewsでは、引用元の札にYouTubeの動画が出ることがあります。札を押すと、動画の題名と公開日が出ます。

GoogleのAIモードでは、900回と同じ30問を3回ずつ聞き(2026年10月6日)、引用元252件を集めました。90回のうち72回(80%)が公式ページを、29回(32%)がプレスリリースを引用していました。
用語や学び方をたずねる質問(30問)で、2026年10月8日に追加で調べると、AI Overviewsの引用元に占めるYouTubeの割合は、学び方の質問で38%、サービスを探す質問で12%でした。ChatGPTとGeminiがYouTubeを引用したのは、動画や講座をはっきり頼んだ質問だけです(各24回中3回)。
SNSの投稿は、どの計測でも引用元に入りませんでした。TikTok・Instagram・Facebook・Threads・Xは、ChatGPTの検索用のボット(OAI-SearchBot)と、答えるときに読みに来るボット(ChatGPT-User)を、robots.txt で止めています(2026年10月8日に確認)。noteの記事は少し引用されていました(900回中18回、AI Overviewsの1,608件中35件)。プレスリリース・SNS・YouTubeの情報がAIの答えに届くかは、ChatGPT・Geminiは最新の情報をどこから取っているかにまとめています。
AIに引用されるページの条件
ここまでの結果を「検索する・参照する・回答する」の順に当てはめると、引用されるページの条件は3つにまとまります。
検索で見つかる
AIのボットが読めて、Google・Bingの索引に載っている。AIが使う検索クエリに合う言葉で書かれている。
相談の条件に答えている
料金・対象・できること・実績が、数字と条件で書かれている。ほかと同じ観点で比べられる。
外のページでも根拠がそろう
比較記事や紹介の記事にも、同じ名前と同じ情報が載っている。
1 検索で見つかる
AIは索引からページを集めるので、索引に載っていないページや、ボットが読めないページは、引用元の候補になりません。
| やること | 確かめ方 |
|---|---|
| GoogleとBingの索引に載せる | 「site:自社のドメイン」で、GoogleとBingの両方を検索する。BingはBing Webmaster Toolsに登録する |
| AIの検索用のボットを止めない | robots.txt で、OAI-SearchBot・bingbot・Googlebot を止めていないかを見る。学習だけ止めたいなら、GPTBot などの学習用のボットだけに書く |
| 本文・料金をJavaScriptなしで出す | ページのソースで、料金の数字や大事な文を検索する |
| 検索結果の説明文を止めない | 大事なページに nosnippet などの指定が入っていないかを見る |
検索で上位にいることは、引用されるための土台ですが、それだけでは決まりません。私たちのAI Overviewsの計測では、引用元のうち同じ検索の上位10件と同じページは45.4%でした。AIは相談を別の言葉に言い換えて検索するので、狙った言葉の上位にいなくても引用されることがあり、上位にいても引用されないことがあります。 自社のページが、お客様の相談から生まれそうな言葉(「〇〇 料金」「〇〇 比較」「〇〇 導入事例」など)で見つかるかも確かめます。
2 相談の条件に答えている
検索で集めたページのうち、引用されるのは一部です。相談の条件に合う根拠が書かれていないと、ページが読まれても答えには使われにくくなります。
ChatGPTが公式ページや料金のページを多く引用し、2段目の検索で料金や納品物を見に行っていたことから、次のことが言えます。
- 料金・対象・できること・実績を、数字と条件で書く。「料金はお問い合わせください」だけでは、比べる材料にならない
- 比較記事と同じ観点(料金・対象・機能・納品物・導入の手間)で、自社の情報を書く。AIはその観点で候補を並べる
- 見出しのすぐ下に答えを書く。見出しには、お客様が使う言葉をそのまま使う
- 誰が書いたか、いつの情報かを書く。古い料金や終わったサービスが残っていると、それが答えに使われることがある
どの書き方が引用にどれだけ効くかは、AIの会社が公表していないので、外からは確かめられません。ここに挙げたのは、AIが実際に見に行っていたページと、お客様が比べるときに要る情報から考えたことです。書き方の前と後の例は、AIO対策の手順4にあります。
3 外のページでも根拠がそろう
GeminiとCopilotは、8割の答えで比較記事を引用していました。比較記事に載っていない会社は、その記事を根拠にした答えには出られません。自社サイトを直すだけでは届かない部分です。
外のページを見る理由
AIの答えは、自社サイトだけでなく、比較記事・プレスリリース・ニュース・口コミまで含めたネット全体で決まります。自社の分野で、AIがどのページを引用しているかを調べ、そのページに正しく載ることが、引用にも言及にも効きます。
効くとは言えないこと
引用されるための方法として、よく挙がるものの中には、効くと確かめられていないものもあります。
- Googleには要らない
AIのために構造化データを足す
Googleは、生成AI検索に構造化データは必要ないとしています。構造化データを足した1,885ページを比べた調査(Ahrefs、2026年5月)でも、どのAIでも引用ははっきり増えませんでした。
- 確かめられていない
FAQを足すと、AIがそのまま引用する
FAQのリッチリザルトは、2026年5月7日に表示が終わりました。よくある質問を本文に書くことは読む人の役に立ちますが、引用が増えるという公式の説明はありません。
- Googleでは使われない
llms.txt を置く
Googleは、AI OverviewsとAIモードで llms.txt を使わないと書いています。ほかのAIで効くかは、まだ分かっていません。くわしくはllms.txtの記事にまとめています。
- 根拠なし
文字数を増やす
長いページほど引用される、という公式の説明はありません。相談の条件に答える情報があるかのほうが大切です。
AIの引用元の調べ方
ここからは、自社の分野でAIが何を引用しているかを、自分で調べる手順です。手で進められ、費用はかかりません。
- お客様がしそうな相談を10〜30個つくる。 自社の名前は入れず、立場と条件を入れます(例「従業員80人の会社で、シフト制の店舗が多い。勤怠管理システムを3つ比べてほしい」)。自社の名前を入れると、自社のページが引用されるのは当たり前になります
- AIごとに、毎回新しい会話で3回以上聞く。 ChatGPT(検索あり)・Gemini・Copilotと、Google検索のAI Overviews・AIモードで聞きます。ChatGPTやGeminiは一時チャットを使い、前の会話の影響をなくします
- 答えの引用元を、URLまで記録する。 引用元が出る場所はAIごとに違います(下の表)。サイト名だけでなく、どのページかまで残します
- 引用元を種類に分けて数える。 比較記事・公式ページ・料金のページ・解説記事・プレスリリース・動画などに分け、どの種類が何回引用されたかを数えます
- 引用元のページに、自社が載っているかを見る。 載っていれば、料金や強みが正しく書かれているか、何番目に書かれているかも見ます
- 公式の道具で、GoogleとBingの数字も見る。 Search ConsoleとBing Webmaster Toolsで、自社のページが表示・引用された回数を確かめます
| AI | 引用元が出る場所 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ChatGPT | 本文の段落の終わりの札。押すと、ページの題名とサイト名が出る。答えの終わりの「情報源」にも一覧が出る | 検索しなかった答えには付かない。札と一覧で、並ぶページの数が違う |
| Gemini | 答えの中の印や、答えの下のリンク | 引用元が付かない答えもある(私たちの計測では300回中9回) |
| Copilot | 答えの中の印と、答えの下の出典の一覧 | 一覧に出たページが、どの文の根拠かは分かりにくいことがある |
| AI Overviews | 本文の中の札と、右側の一覧 | AI Overviewsが出ない検索もある |
| AIモード | 右側の一覧 | 答えの中の地図やカードとは別に見る |
ChatGPTでは、本文の札を押すと、根拠にしたページが小窓に出ます。

答えの下のメニューから情報源を開くと、右側に一覧が出ます。上の段は本文で引用したページ、下の段は、そのほかに検索で見たページです。

AI Overviewsでは、本文の中の札と、右側の一覧の2か所に引用元が出ます。

Geminiでは、答えの中のサイト名の札を押すと、引用元のページが小窓に出ます。

記録の表の例
記録は、1回の答えを1行にして、引用元が複数あれば行を分けます。1行には、質問・AI・何回目か・引用元のページ・種類・自社が載っているか・答えに自社の名前が出たかを残します。下の表は、そのうち1つの質問の1回目の例です。
| AI | 引用元のページ | 種類 | 自社が載っているか | 答えに自社の名前 |
|---|---|---|---|---|
| ChatGPT | A社の料金のページ | 料金のページ | ― | 出ない |
| ChatGPT | 比較記事「勤怠管理15選」 | 比較記事 | 載っている(9番目) | 出ない |
| Gemini | 比較記事「勤怠管理おすすめ」 | 比較記事 | 載っていない | 出ない |
集計するときは、ページごとに「何回中何回引用されたか」と、自社のページが引用元に出た答えの割合(引用率)を出します。言及率・引用率の数え方は、効果測定の記事にまとめています。
公式の道具で見られること
GoogleとMicrosoftは、自社のページがAIの答えに使われた回数を見られる道具を出しています。ChatGPTとGeminiのアプリの引用元は、公式の道具では見られません。
| 道具 | 見られること | 見られないこと |
|---|---|---|
| Search Console の生成AIパフォーマンスレポート | AI OverviewsとAIモードで、自社のページへのリンクが表示された回数(2026年8月31日からすべてのサイト) | どの質問で、どの文の根拠になったか。クリック数 |
| Bing Webmaster Tools の AI Performance | Copilot や Bing のAIの要約などで、自社のページが引用された回数と、引用されたページ(プレビュー版) | クリック数 |

出典
AIの検索クエリも見る
引用元とあわせて、AIがどんな言葉で検索したかが分かると、自社のページがなぜ見つからないのかが分かります。検索クエリはAIの画面にはふつう出ませんが、Googleの検索を使って答える Gemini API は、答えと一緒に、使った検索クエリと引用元を返します。
質問の数が多くなると、手で記録するのは手間がかかります。同じ質問を決まった間隔で聞いて記録する計測ツールもあります。選び方はAI検索対策のツールの記事にまとめています。
調べた引用元から、打つ手を決める
引用元の種類が分かると、どこに手を打てば答えに効くかが決まります。自社サイトで直すことと、外のサイトで載る場所を増やすことに分けて考えます。
| 引用元に多いページ | 打つ手 | 引用が多かったAI |
|---|---|---|
| 比較記事・ランキング | 記事の運営者に、比べる項目(料金・対象・実績)をそろえた情報を渡して、掲載をお願いする | Gemini・Copilot(8割の答え) |
| 他社の公式ページ | 同じ観点の情報を、自社サイトにも書く。料金・対象・納品物を、それぞれ見つけやすいページにする | ChatGPT(98%の答え)、AIモード(80%) |
| 料金・費用のページ | 料金と条件を公開する。「お問い合わせください」だけにしない | ChatGPT(32%の答え) |
| プレスリリース | 調査の数字・対象・料金など、相談に答える中身を入れて出す | 3つのAIとAIモード |
| 解説記事・コラム | お客様が比べる前に持つ疑問に答える記事を、自社サイトに書く | ChatGPT、AI Overviews |
| 動画 | 使い方や選び方の説明を、動画でも出す。題名は、お客様の質問に合わせる | AI Overviews(学び方の質問で38%) |
| 自社のページ | 料金や強みが正しく書かれているかを確かめ、足りない観点のページを足す | ― |
比較記事への掲載は、相手のサイトの判断です。費用を払って載せてもらうのではなく、読む人の役に立つ情報として、根拠になるページと一緒に渡します。掲載のお願いを自分で進める手順は、AI検索対策を外注するか、自社で内製するかの記事にまとめています。
調べた結果、AIの答えに自社の名前がほとんど出ないときは、AIに自社が出てこない理由の記事を、引用元に自社についての古い情報や誤った情報があったときは、AIが間違ったことを答えるときの記事を参考にしてください。
AI検索ドックでの引用元の調べ方
私たちの AI検索ドック は、AIの答えを測る AI検索診断(AIO・GEO・LLMO)です。お客様がしそうな相談を30問つくり、ChatGPT・Gemini・Copilotに各10回、合わせて900回聞いて、名前が出た割合と順番、引用されたページ、AIが裏で使った検索クエリ、内容の正しさをまとめます。
引用されたページは、種類と、AIごとの回数で並べ、そのページに自社が載っているかを本文で確かめます。

私たちも、自分たちのサービスを同じ方法で測りました。900回の答えで名前が出たのは4回でした(2026年10月1日)。この状態から何をして、何が変わったかは、noteで公開しています。まず1問で試したいときは、無料診断も使えます。
よくある質問
AI検索の引用元とは何ですか?
ChatGPT・Gemini・Copilot・GoogleのAI Overviewsなどが、答えの根拠として示すページです。段落の終わりの札や、答えの下や横の一覧に出ます。答えの本文に名前が出る「言及」とは別に見ます。
自社のページがAIに引用されているか、無料で調べられますか?
調べられます。お客様がしそうな相談をつくり、ChatGPT・Gemini・Copilot・Google検索で何回か聞いて、引用元を記録します。GoogleのAI OverviewsとAIモードはSearch Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで、CopilotなどはBing Webmaster ToolsのAI Performanceで、表示や引用の回数も見られます。
ChatGPTに引用されるには、何をすればよいですか?
まず、ChatGPTの検索用のボット(OAI-SearchBot)を robots.txt で止めていないかを確かめます。私たちの計測では、ChatGPTは300回中295回で公式ページを引用し、検索で候補の公式サイトの料金や納品物を見に行っていました。料金・対象・できること・実績を、公式サイトに数字と条件で書いておくことが大切です。
検索で上位なら、AIに引用されますか?
上位にいることは土台ですが、それだけでは決まりません。私たちのAI Overviewsの計測では、引用元のうち同じ検索の上位10件と同じページは45.4%でした。AIは相談を別の言葉に言い換えて検索するので、その言葉で見つかるかも確かめます。
AIごとに引用元は違いますか?
違います。私たちの900回の答えでは、ChatGPTは98%の答えで公式ページを、GeminiとCopilotは8割の答えで比較記事を引用していました。3つのAIのすべてが引用したページは、1,397ページのうち3つだけでした。
引用されれば、問い合わせは増えますか?
引用は、自社のページに人が来るきっかけになりますが、引用のリンクが押されるのは一部です。問い合わせに近いのは、答えの本文で候補として名前が出る「言及」のほうです。AIのリンクから来た人の数は、GA4で見られます。
構造化データやFAQ、llms.txtで引用されやすくなりますか?
確かめられていません。Googleは、生成AI検索に構造化データは必要なく、llms.txt も使わないと書いています。構造化データを足したページを比べた調査でも、引用ははっきり増えませんでした。
プレスリリースを出せば、AIに引用されますか?
出すだけでは引用されません。私たちの計測では、プレスリリースの配信サイトのページは900回中186回の答えで引用されていましたが、私たちが出したリリースのページは1回も引用されませんでした。相談に答える中身(調査の数字・対象・料金)を入れることが大切です。
YouTubeやSNSの投稿は、AIに引用されますか?
GoogleのAI OverviewsはYouTubeの動画をよく引用し、私たちの計測では引用元の11.2%が動画でした。ChatGPT・Gemini・Copilotは、動画を頼まない質問ではYouTubeを引用しませんでした。SNSの投稿は、どの計測でも引用元に入りませんでした。
引用元は、どれくらいの頻度で調べればよいですか?
同じ質問・同じ回数で、1か月ごとに調べるのがおすすめです。引用元は回ごとに大きく入れ替わり、同じ質問を10回聞いても、半分以上の回で引用されるページは0〜2ページほどでした。1回の結果で判断せず、何回中何回で見ます。
AIの引用元に、自社について間違った情報があったらどうすればよいですか?
AIの会社に答えを直してもらうことはできないので、引用元のページの情報を直していきます。自社のページなら自社で直し、外のページなら運営者に正しい情報を伝えて、修正をお願いします。
まとめ
引用元は、AIが検索して、参照して、答えの根拠にしたページです。引用されるには、検索で見つかり、相談の条件に答える中身があり、外のページでも同じ根拠がそろっていることが要ります。どのページが引用されているかはAIごとに違い、回ごとにも入れ替わるので、自社の分野で何回か聞いて調べるところから始めます。
- 自社名のない相談を10〜30個つくり、AIごとに3回以上聞いて、引用元をURLまで記録する
- 引用元を種類に分け、比較記事・公式ページ・プレスリリース・動画のどれが多いかを見る
- 自社サイトでは、料金・対象・できること・実績を数字と条件で書き、AIのボットと索引を確かめる
- 外のサイトでは、引用の多い比較記事に、正しい情報で載れるようにお願いする
- 同じ質問・同じ回数で、1か月ごとに調べ直す
最初の一歩は、お客様がしそうな相談を1つ選び、ChatGPTとGeminiに3回ずつ聞いて、引用元のページを書き出してみることです。


