Google AI Overviewsに自社が出ているか調べる方法と、計測のしかた

Google AI Overviewsに自社が出ているか調べる方法と、計測のしかた
目次8
  1. AI Overviewsに自社が出ているかは、3つに分けて調べる
  2. AI Overviewsに自社が出ているかを手で確かめる方法
  3. Search Console・GA4で分かること、分からないこと
  4. AI Overviewsをまとめて計測する方法(言葉・回数・記録する項目)
  5. 私たちの実測、33語を2回ずつ計測して分かったこと
  6. 出ていなかったとき、間違っていたとき
  7. よくある質問
  8. まとめ

Google AI Overviewsに自社が出ているかは、AI Overviewsが出たか、引用元に自社のページが入ったか、本文に自社の名前が出たかの3つに分けて、同じ言葉を何回か調べて数えます。 AI Overviews(Googleの日本語の画面では「AIによる概要」と表示されます)は、検索のたびに出たり出なかったりし、引用元も入れ替わるからです。

この記事では、手で確かめるときの条件、Search ConsoleとGA4で分かること・分からないこと、多くの言葉をまとめて計測するときの言葉の選び方・回数・記録する項目を、私たちが89回分を調べた結果とあわせて説明します。

AI Overviewsに出るための条件と対策はGoogle AI Overviews・AIモード対策とはに、ChatGPTなども含めたAIの答え全般の対策はAIO対策にまとめています。この記事は、AIの答えを測る診断サービスを提供している AI検索ドック(ステラジェント株式会社)が書いています。

この記事のポイント

  1. 出ているかは「出たか・引用元に入るか・本文に名前が出るか」の3つで調べる
  2. Search Consoleで分かるのは表示回数まで。どの検索で出たかは手で記録する
  3. 引用元は2回目で約4割が入れ替わった。同じ言葉を日を分けて3回以上見る

AI Overviewsに自社が出ているかは、3つに分けて調べる

「AI Overviewsに出ている」という言葉は、人によって指すものが違います。調べる前に、何を確かめるかを3つに分けておきます。

段確かめること数え方の例
① 出たかその言葉で検索したとき、AI Overviewsが出たか調べた回のうち、AI Overviewsが出た回
② 引用元に入るか答えの横や下に並ぶ引用元に、自社のページがあるかAI Overviewsが出た回のうち、自社のページが引用元に入った回
③ 本文に名前が出るか答えの文の中で、自社の名前や商品が紹介されたか。書かれ方は正しいかAI Overviewsが出た回のうち、本文に自社の名前が出た回
AI Overviewsに「出ている」の3つの段

②と③は別のことです。自社のページが引用元に入っていても本文で名前が出ないことも、比較記事や動画が引用元になって、本文で自社の名前だけが紹介されることもあります。

どの段も、1回の検索では決められません。私たちが同じ言葉を同じ日に2回調べたところ、1回目の引用元のうち2回目にも入っていたのは、平均で59.0%でした(2026年10月13日、30組)。1回見て「出ていない」と判断すると、読み違えることがあります。

AI Overviewsに自社が出ているかを手で確かめる方法

まずは手で確かめます。道具は要りませんが、条件をそろえないと、次に見たときと比べられません。

  1. 調べる言葉を10〜30個決める。 お客様が自社を探すときに検索しそうな言葉を選びます。「AIO対策 外注」のような検索の言葉と、「AIO対策は外注と自社でやるのと、どちらがいいですか?」のような質問の形は、結果が大きく違うので両方入れます
  2. 検索の条件をそろえる。 Googleにログインしない状態で見ます(シークレットウィンドウが手軽です)。ログアウト中も検索の履歴で結果を合わせる設定があるので、「検索のカスタマイズ」をオフにします。画面の下に出る現在地と、PCかスマホかも記録します
  3. AI Overviewsを最後まで開く。 表示が出そろうまで待ち、折りたたまれているときは開いて全体を出します。本文の中の引用の札と、横に並ぶ引用元の一覧も開きます
  4. 3つの段を順に見る。 AI Overviewsが出たか、引用元に自社のページがあるか、本文に自社の名前があるかを見ます。名前があれば、料金や特徴の書かれ方が正しいかも確かめます
  5. 同じ言葉を、日を分けて3回以上見る。 1回目に出なかった言葉も、2回目には出ることがあります。毎回の結果を同じ表に残します
GoogleのAI Overviews。本文に引用元の札があり、右側に引用元のページの一覧がある
GoogleのAI Overviews(2026年10月7日)。①本文の中の引用の札、②右側の引用元の一覧。自社のページは②の一覧で、名前は本文で探す。①の個人のアカウント名はぼかしています

引用元の一覧には、記事だけでなくYouTubeの動画や、noteの記事、プレスリリースも並びます。自社のページが入っていなくても、自社を紹介している比較記事や動画が引用されていれば、本文で名前が出ることがあります。自社のサイトだけでなく、自社を紹介しているページが引用元にあるかも見ておきます。

Search Console・GA4で分かること、分からないこと

Googleの公式の道具でも、AI Overviewsについて分かることがあります。ただし、どの検索で、何番目に引用されたかまでは分かりません。

道具分かること分からないこと
Search Console の生成AIパフォーマンスレポートAI OverviewsとAIモードで、自社のページへのリンクが表示された回数。ページ・国・日付・デバイスで分けられるどの検索で出たか。クリック数。AI OverviewsとAIモードを分けた数。本文に名前が出たか
Search Console の検索パフォーマンス(ウェブ)AI Overviewsの中のリンクの表示とクリックも、検索全体の数に入るAI Overviewsの分だけを分けた数。AI Overviewsの中のリンクは全部同じ1つの掲載順位になるので、順位から引用は読めない
GA4AI OverviewsとAIモードから来た人は「オーガニック検索」に入るAI Overviewsから来た人だけの数。「AI アシスタント」のチャネルには入らない
手での記録出たか、引用元、本文の書かれ方、回ごとの違い多くの言葉を続けて見るには手間がかかる
公式の道具で、AI Overviewsについて分かること・分からないこと(2026年10月時点、各ヘルプより)
Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート。表示回数の合計と、日ごとの表示回数のグラフだけが出ている
Search Console の生成AIパフォーマンスレポート(私たちのサイト、2026年10月7日)。①出るのは表示回数だけで、クリック数や検索の言葉の欄はない。数字はぼかしています

Search Consoleの検索パフォーマンスでは、AI Overviewsの中のリンクのクリックは1回のクリックとして数えられます。ただ、通常の検索結果と合わせた数なので、AI Overviewsで引用されたから増えたのかは分かりません。

使い方としては、生成AIパフォーマンスレポートで表示回数のあるページを見つけ、そのページが答えている言葉を、手で確かめる言葉の候補に入れます。Search Consoleで「どのページが」を見て、手の記録で「どの言葉で・どう書かれたか」を見る、という分担です。 GA4での見え方はGA4でAIからの流入を見る方法にまとめています。

AI Overviewsをまとめて計測する方法(言葉・回数・記録する項目)

言葉が30を超えたり、毎月の変化を追ったりするなら、決まった形でまとめて計測します。決めるのは、言葉・回数・記録する項目・数え方の4つです。

言葉の選び方

  • お客様の用途ごとに分ける。知りたい(〇〇とは)、やり方、比べる・費用、依頼先を探す、自社の名前
  • 検索の言葉と、質問の形の両方を入れる。私たちの計測では、同じ話題でも2つの形の引用元の共通は15.1%だけでした
  • Search Consoleで表示回数の多い言葉と、生成AIパフォーマンスレポートで表示回数のあるページの言葉を足す
  • 測り直すときは、同じ言葉のまま変えない

回数

言葉ごとに3回以上、できれば日を分けて調べます。私たちがAI検索の対策に関する100語を3回ずつ調べたときは、84語は3回とも出て、14語は2回、2語は1回だけでした。3回とも出た84語でも、3回に共通した引用元は平均54.5%でした(2026年10月6日)。

AI Overviewsが出るかどうかより、引用元が毎回同じかどうかのほうが大きく揺れます。 自社が引用されたかは、「何回中何回」で数えます。回数を増やすと数字がどれくらい落ち着くかは、AI検索対策の効果測定で、ChatGPTなどの900回の答えを使って説明しています。

記録する項目

項目例なぜ残すか
日時2026-10-13 15:52日によって変わるため
言葉と形「AIO対策 効果測定」(検索の言葉)形で引用元が変わるため
条件PC、ログインなし、日本・日本語次に同じ条件で比べるため
出たか出た/出ない①の分母と分子
引用元題名とURLを、並んだ順にすべて②と、競合や比較記事を見るため
自社のページ入った/入らない、何番目か、どのページか②の分子
本文の名前自社・競合の名前が出たか③の分子
書かれ方料金・特徴が正しいか、古くないか間違いを見つけるため
画面画面の画像か、本文の写しあとで見直すため
1回の検索ごとに記録する項目

数え方

  • 出た割合は、調べた回のうちAI Overviewsが出た回
  • 引用された割合は、AI Overviewsが出た回のうち、自社のページが引用元に入った回
  • 名前が出た割合は、AI Overviewsが出た回のうち、本文に自社の名前が出た回

分母をそろえておくと、競合と並べたり、施策の前と後で比べたりできます。

計測ツールを使うときに確かめること

多くの言葉を毎週見るなら、計測ツールを使う方法もあります。Googleは、どの外部のツールもGoogleの内部のランキングやAIのしくみには触れられない、と書いています。ツールの数字は、決まった条件で外から検索した結果として読みます。

条件の違いで、数字は大きく変わります。私たちも、最初にAI Overviewsの読み込みを待たずに画面を取ったときは、58語中27語でしか出ませんでした。読み込みを最後まで待つ取り方に変えると、別の100語で、1回目の96回中95回で出ました。言葉の組が違うので単純には比べられませんが、読み込みの前の画面を記録していた可能性が高いと見ています。

ツールを選ぶときは、次を確かめます。

  • 同じ言葉を何回調べるか
  • 日本・日本語の検索で取っているか、PCかスマホか
  • AI Overviewsを最後まで読み込んで記録しているか
  • 引用元の題名とURL、本文の文まで残るか
  • AIモードやChatGPTなど、ほかのAIもあわせて見られるか

ツールの料金と、何回調べるかの比べ方はLLMOツール・AIO対策ツールの比較にまとめています。

AI検索ドックでの測り方

AI検索ドックでは、GoogleのAI OverviewsとAIモードを、オプションで計測に追加できます。お客様が実際にしそうな相談を30問つくり、同じ質問を10回ずつ、クラウド上の仮想マシンのブラウザから日本・日本語で送ります。出た割合、引用されたページ、本文に名前が出た割合、書かれ方の正しさを、ChatGPT・Gemini・Copilotの結果と並べて出します。

私たちの実測、33語を2回ずつ計測して分かったこと

AI検索の対策に関する33の話題を、検索の言葉と質問の形の2つで、それぞれ2回ずつGoogleで検索し、AI Overviewsを記録しました(2026年10月13日、同じ日の2回、クラウド上の仮想マシンのブラウザから、日本・日本語、PCの画面、ログインなし)。132回送り、取れたのは89回です。

97.8%

AI Overviewsが出た割合(89回中87回)

59.0%

1回目の引用元のうち、2回目にも入っていた割合(平均)

15.1%

同じ話題で、検索の言葉と質問の形に共通した引用元(平均)

AI検索ドック調べ(2026年10月13日、AI検索の対策に関する33語×検索の言葉・質問の形×2回、取れた89回)

AI Overviewsは89回中87回で出て、出なかったのは2回だけでした。1回の答えの引用元は平均6.9件、合わせて600件です。そのうち同じ検索の上位10件と同じサイトのものは66.3%で、残りは上位10件の外のサイトでした。

2回とも出た30組で引用元を比べると、まったく同じだったのは7組、1件も重ならなかったのは4組でした。検索の言葉と質問の形では、引用元の共通は平均15.1%で、同じ話題でも、聞き方を変えると別の答えになると考えたほうが安全です。

話題の種類AI Overviewsが出た割合動画が引用元に入った割合
定義(AIO対策とは など)100%(14回中14回)36%(14回中5回)
やり方・手順100%(27回中27回)70%(27回中19回)
点検・失敗100%(9回中9回)78%(9回中7回)
学ぶ92%(13回中12回)67%(12回中8回)
費用・依頼90%(10回中9回)22%(9回中2回)
測る100%(7回中7回)71%(7回中5回)
引用されるには100%(9回中9回)56%(9回中5回)
話題の種類ごとの、AI Overviewsが出た割合と、出た回のうちYouTubeの動画が引用元に入った割合(2026年10月13日、AI検索ドック調べ)

引用元600件のうち、YouTubeの動画は93件(15.5%)で、動画が1本でも入った回は87回中51回でした。やり方や点検の話題では7割前後の回で動画が引用元に入り、費用や依頼先の話題では9回中2回でした。自社が引用元にあるかを見るときは、動画の欄も見落とさないようにします。

私たちの記事が引用された5回

この計測では、私たちのブログの記事が、87回中5回、引用元に入りました。記事を公開したのは10月7日と8日で、計測の5〜6日後です。

検索した言葉上位10件での順位引用元に入ったか本文の名前
AIO対策は外注と自社でやるのと、どちらがいいですか?(質問の形)6位2回とも入った2回とも出た
AIO対策 外注(検索の言葉)10位の外1回目はAI Overviewsが出ず、2回目は入らなかった出ない
AIO対策の効果はどうやって測ればいいですか?(質問の形)3位入った(1回取れた)出た
AIO対策 効果測定(検索の言葉)6位入った(1回取れた)出ない
AIの答えに自社のページが引用されるには、どうすればいいですか?10位の外入った(1回取れた)出ない
AIO対策 費用4位入らなかった(1回取れた)出ない
私たちのページが、同じ検索の上位10件に入った回と、引用された回(2026年10月13日、取れた回のみ)

同じ外注の話題でも、質問の形では2回とも引用され、検索の言葉の形では引用されませんでした。上位4位に入っていても引用されなかった回と、上位10件の外から引用された回もあります。検索の順位だけでは、AI Overviewsに出ているかは分かりません。

公開前の10月6日に、AI検索の対策に関する別の100語を3回ずつ調べたときは、引用元1,608件の中に私たちのページは1件もありませんでした。言葉の組が違うので、増えたとは言い切れません。ただ、同じ言葉で記録を続けていれば、記事を出す前と後を比べられます。

出ていなかったとき、間違っていたとき

調べた結果で、次にやることが変わります。

GoogleのAIモードは、AI Overviewsとは別の画面で、相談の文で調べるほうが実態に近くなります。違いはGoogleの「AIモード」とはで説明しています。

よくある質問

AI Overviewsに自社が出ているか、いちばん手軽に確かめる方法は?

ログインしない状態で、お客様が検索しそうな言葉を10個ほど検索し、AI Overviewsが出たか、引用元に自社のページがあるか、本文に名前が出たかを表に残す方法です。同じ言葉を日を分けて3回見ると、1回だけの読み違えを減らせます。

Search Consoleで、AI Overviewsに出た検索の言葉は分かりますか?

分かりません。生成AIパフォーマンスレポートで見られるのは、AI OverviewsとAIモードで自社のページへのリンクが表示された回数で、ページ・国・日付・デバイスで分けられます。検索の言葉、クリック数、AI OverviewsとAIモードを分けた数は出ません。

Search Consoleの平均掲載順位で、AI Overviewsに引用されたかは分かりますか?

分かりません。AI Overviewsの中のリンクには、全部同じ1つの掲載順位が付き、通常の検索結果と合わせた数で出ます。順位からは、引用されたかどうかを読めません。

GA4で、AI Overviewsから来た人の数は分かりますか?

分けては見られません。AI OverviewsとAIモードから来た人は「オーガニック検索」に入り、「AI アシスタント」のチャネルには入りません。

ログアウトすると、AI Overviewsは出ないのですか?

出ます。ログインしないと出ないという説明は、試験版だった頃のものです。私たちのログインしない状態の計測でも、287回中282回で出ました。

同じ言葉を、何回確かめればいいですか?

3回以上、できれば日を分けて調べます。私たちの計測では、同じ日の2回でも、1回目の引用元のうち2回目に残ったのは平均59.0%でした。自社が引用されたかは、何回中何回で数えます。

検索で上位にいれば、AI Overviewsにも引用されますか?

上位にいると引用されやすい傾向はありますが、決まりではありません。私たちの記事は、上位4位でも引用されなかった回があり、上位10件の外から引用された回もありました。引用元のうち同じ検索の上位10件と同じサイトは66.3%でした。

PCとスマホで、結果は違いますか?

検索結果は、場所や時間などで人によって変わるとGoogleは説明しているので、端末ごとに分けて記録します。私たちの計測はPCの画面で、スマホとの違いはまだ測っていません。

計測ツールの数字は、そのまま信じていいですか?

決まった条件で外から検索した結果として読みます。Googleは、外部のツールはGoogleの内部のしくみに触れられないと書いています。何回調べるか、読み込みを最後まで待つか、日本・日本語で取っているかで、数字は大きく変わります。

AIモードに出ているかも、同じ方法で確かめられますか?

記録する項目と数え方は同じです。ただ、AIモードは相談の文で調べる画面なので、検索の言葉より、お客様がしそうな質問の文で確かめます。Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートでは、AI OverviewsとAIモードは合わせた数で出ます。

まとめ

Google AI Overviewsに自社が出ているかは、出たか、引用元に入るか、本文に名前が出るかの3つに分けて、何回中何回で数えます。引用元は同じ日でも入れ替わり、聞き方を変えると別の答えになるので、1回の検索や検索の順位では判断できません。

  • 調べる言葉を10〜30個決め、検索の言葉と質問の形の両方を入れる
  • ログインしない状態など、条件をそろえて記録する
  • 同じ言葉を、日を分けて3回以上調べる
  • Search Consoleでどのページが表示されたかを見て、手の記録で言葉と書かれ方を見る

最初の一歩は、お客様が検索しそうな言葉を10個書き出し、今日と、来週の同じ曜日に、AI Overviewsの引用元と本文を記録してみることです。

この記事を書いた人

AI検索ドック研究チーム

AI検索ドックで、ChatGPT・Gemini・Copilotなどの答えを調べているチームです。お客様がAIにしそうな相談をくり返し聞き、どの会社や商品の名前が出るか、AIが裏で何を検索し、どのページを引用したかを記録しています。自社の計測や業種ごとの調査、診断で集めた回答をもとに書いています。運営はステラジェント株式会社です。

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