Google AI Overviews・AIモード対策とは? 出る条件と、サイトでやること

Google AI Overviews・AIモード対策とは? 出る条件と、サイトでやること
目次8
  1. AI OverviewsとAIモードとは
  2. AI Overviews・AIモード対策とSEOの違い
  3. AI Overviews・AIモードで引用されるために、サイトでやること
  4. AI Overviews・AIモードに出さない設定
  5. AI Overviews・AIモード対策の効果の確かめ方
  6. 効くと言われるが、効かないこと
  7. よくある質問
  8. まとめ

AI Overviews・AIモード対策とは、Google検索の中に出るAIの答えで、自社のページが引用され、自社の名前が紹介されるための対策です。AI Overviews(Googleの日本語の画面では「AIによる概要」と表示されます)は検索結果の画面のいちばん上に出るAIの答えで、AIモードはAIと会話しながら調べられるGoogle検索の画面です。

Googleは、この2つに出るための追加の要件も、特別な最適化もない、と書いています。それでも、出る条件を満たしていないページや、引用されにくい中身のページはあります。この記事では、出る条件、サイトでやること、出さない設定、確かめ方を、Googleの公式の説明と、私たちが繰り返して測った数字で説明します。

ChatGPTやCopilotを含むAIの答え全般の対策はAIO対策に、全体の地図はAI検索対策(AIO・GEO・LLMO)完全ガイドにまとめています。

この記事は、AIの答えを測る診断サービスを提供している AI検索ドック(Stellagent株式会社)が書いています。

この記事のポイント

  1. 出る条件は、Googleの索引に載り、説明文つきで表示できること。特別な最適化はない
  2. 引用元のうち、同じ検索の上位10件と同じページは45%。YouTubeの動画も11%あった
  3. 確かめるのは Search Console と、同じ検索を何回か見た記録。引用元は回ごとに半分入れ替わる

AI OverviewsとAIモードとは

この記事では、AIの答えとは別に並ぶ、ページへのリンクの一覧を「検索結果のリンク」と呼びます。

AI OverviewsAIモード(AI Mode)
どこに出るかGoogleの検索結果の画面のいちばん上(検索結果のリンクより上)Googleの検索で「AIモード」を選んだ画面
いつ出るかAIの答えが役に立つとGoogleが判断した検索だけ選べばAIが答える。答えの確かさが低いときは、AIの答えのかわりに検索結果のリンクを出す
答え方1回の答え会話で続けて質問できる。比べる・深く調べる質問に向く
検索のしかた関連する検索をいくつも行う(クエリファンアウト)質問をサブトピックに分け、それぞれを同時に検索する
示すリンク答えの横や下に、引用元のページ同じ。使うモデルや手法が違うことがあり、示すリンクも変わる
日本で使えるようになった時期2024年8月日本語は2025年9月
Search Console での見え方生成AIパフォーマンスレポートに、2つを合わせた表示回数が出る同じ
AI OverviewsとAIモード(2026年10月時点、Googleの公式の説明より)

実際の画面です。同じ箱根の宿の相談を、検索とAIモードで送りました(2026年10月7日)。

GoogleのAI Overviews。本文に引用元の札があり、右側に引用元のページの一覧がある
AI Overviews。検索結果のいちばん上に出る。①本文の中の引用の札、②右側の引用元の一覧(2026年10月7日)。①の個人のアカウント名はぼかしています
GoogleのAIモード。相談への答えと地図、右側に引用元のページの一覧がある
AIモード。会話の形で答え、宿の地図と料金も出る。①右側に引用元の一覧(2026年10月7日)

どちらも、答えの横に引用元のページが並びます。引用元の一覧には、旅行の予約サイトの記事、宿の公式サイト、地域の観光サイトが入っていました。

日本での開始の時期は、古い説明のまま書かれていることがあります。AI Overviewsは2024年8月16日に日本を含む6か国へ広がり、AIモードは2025年9月9日に日本語で使えるようになりました(Google Japan Blog)。

どのくらい出て、何が引用されているか

Googleは、AI Overviewsは役に立つときだけ出て、出ない検索も多い、と説明しています。では、実際にはどうなのか。私たちはAI検索の対策に関する100語を、Googleで3回ずつ検索して記録しました(2026年10月6日、クラウド上の仮想マシンから、日本・日本語の設定で取得)。

98.3%

AI Overviewsが出た検索の割合(287回中282回)

45.4%

引用元のうち、同じ検索の上位10件と同じページ

54.5%

3回とも出た言葉で、3回とも同じだった引用元の割合(平均)

Stellagent 調べ(2026年10月6日、AI検索の対策に関する100語×3回、Google)

分かったことは3つです。

1

私たちの分野では、ほぼ毎回出た

100語のうち84語は3回とも、14語は2回出ました。どれくらい出るかは分野で変わるので、自社の言葉で確かめる必要があります。

2

引用元の半分以上は、上位10件の外

1回の答えの引用元は平均5.7件で、YouTubeの動画が11.2%を占めました。上位10件に入ることだけが、引用への道ではありません。

3

引用元は、回ごとに入れ替わる

3回とも同じだった引用元は、平均で半分ほどでした。1回見ただけで「引用されている」「されていない」と判断しないでください。

AIモードでは、計測や診断の会社を探す相談を30問、3回ずつ送りました(2026年10月6日)。答えの中で実際に引用されたページは1回あたり2.8件で、いちばん多かったのはプレスリリースの配信サイトのページ、次が各社の公式サイトでした。YouTubeの動画は0件でした。AI Overviewsには検索キーワード、AIモードには相談の文を送ったので、単純には比べられませんが、AIモードでは、会社の公式サイトと発表の中身が引用されやすい傾向が見えました。

AI Overviews・AIモード対策とSEOの違い

Googleは、2026年5月の公式のガイドで、生成AI検索に向けた最適化も「SEO であることに変わりはありません」と書いています。AI OverviewsとAIモードは、Google検索のランキングと品質のしくみの上で、検索で見つけたページを根拠にして答えるからです。

土台はSEO。違うのは、上位10件の外も引用されること

AIは質問をいくつもの検索に分けて調べるので、元の言葉では上位10件に入っていないページも引用されます。元の言葉で上位を取ることに加えて、分けられた検索に答える中身があるか、動画や第三者の記事で紹介されているかが効きます。

Googleの公式のガイドの例では、「雑草だらけの芝生を直す方法」という質問から、「芝生に最適な除草剤」のような検索がつくられます。AI Overviewsの引用元を400万件調べた調査(Ahrefs、2026年3月)でも、元の言葉で上位10件にいたページは38%でした。

なぜ対策が要るのか

AI Overviewsが出ると、検索結果のリンクが押されにくくなる、という調査が続いています。

調査条件分かったこと
Ahrefs(2026年2月)30万キーワード、2023年12月と2025年12月を比較AI Overviewsが出ると、1位のページのクリック率が58%低い
Pew Research Center(2025年7月)米国の成人900人の閲覧の記録、2025年3月検索結果のリンクへのクリックは、AIの要約ありで8%、なしで15%
Seer Interactive(2026年4月)53ブランド、547万クエリAI Overviewsに引用されたブランドは、されないブランドより、自然検索のクリックが約2.2倍
AI Overviewsとクリックの調査(どれも米国・英語が中心)

Googleは、検索からサイトへのクリックの総数は前の年とほぼ変わらない、と反論しています。数字は調査によって違いますが、AI Overviewsが出る検索では、引用されるかどうかで差が開くという方向はそろっています。

AI Overviews・AIモードで引用されるために、サイトでやること

  1. 出る条件を満たす
  2. 引用される中身にする
  3. 外のページと動画で紹介される
  4. 何回中何回、引用されたかを確かめる

出る条件を満たす

引用元として示されるための条件を、Googleは公式に書いています。ここで止まっていると、中身をどれだけ直しても引用されません。

条件確かめ方
Googleの索引に載っているSearch Console の URL 検査で、大事なページが「登録済み」か
スニペット(説明文)つきで表示できるページのソースに nosnippet・max-snippet・data-nosnippet が意図せず入っていないか
検索の生成AI設定が「含める」(2026年8月31日から)Search Console の「設定」→「検索の生成 AI」。初期設定は「含める」
Googlebot が読めるrobots.txt や、配信サービス(CDN)・WAFのボット対策で Googlebot を止めていないか
本文・料金・仕様が文字で書かれている料金や条件が、画像だけや「お問い合わせください」だけになっていないか
出る条件と、確かめ方

引用される中身にする

Googleの公式のガイドが求めているのは、特別な書き方ではなく、人にとって役に立つ、独自の中身です。

やること確かめ方
ほかにない情報を書く。自社の数字・事例・調べた結果ほかのサイトに書いてあることの言い換えだけになっていないか
分けられた検索に答える。条件・比べる相手・料金・評判・使う場面それぞれの観点に答えるページがあるか。ただし言い換えのたびにページをつくらない
見出しで問いに答え、すぐ下に結論を書くH2の見出しだけを上から読み、それだけで話の筋が通るか
料金・対象・条件を数字で書く税込か税別か、何に対する金額か、誰に向いているかまであるか
書いた人・運営する会社と、更新日を書く記事に書いた人と会社、いつの時点の情報かがあるか
引用される中身にするために

Googleは、生成AI検索のために文章を細かく切り分ける必要も、理想の長さもない、と書いています。冒頭の字数を決めるような型より、相談に答える中身があるかを先に確かめます。

外のページと動画で紹介される

私たちの計測では、AI Overviewsの引用元の半分以上が上位10件の外のページで、1割ほどがYouTubeの動画でした。AIモードでは、プレスリリースの配信サイトと各社の公式サイトが多く引用されていました。

  • 引用されている比較記事に、正しい情報で載るよう運営者に相談する
  • サービスの使い方や選び方を、動画でも説明する。題名と説明文に、何の動画かを書く
  • 新しいサービスの告知だけでなく、自社で集めた調査の数字や、選ぶときの条件を入れて発表する
  • どこに載るときも、名前・料金・強みの書き方を自社サイトとそろえる

何回中何回、引用されたかを確かめる

引用元は回ごとに入れ替わるので、1回見ただけでは分かりません。

  • お客様が調べそうな言葉を10〜30個書き出し、AI Overviewsが出るか、引用元に何が並ぶかを、日を分けて何回か記録する
  • AIモードでは、お客様がしそうな相談の文で同じように記録する
  • 何回中何回、自社のページが引用されたか、本文に自社の名前が出たかを数える

AI Overviews・AIモードに出さない設定

自社のページを、AI OverviewsやAIモードに出したくない場合の方法です。何が止まり、ほかに何が起きるかが方法によって違います。

方法止まることほかに起きること
Search Console の「検索の生成 AI」で除外(2026年8月31日から)サイト全体が、AI Overviews・AIモード・Discover の生成AIの機能に出なくなる(反映は1〜2日)ほかの検索の順位には使われない、とGoogleは書いている
nosnippet(ページごと)そのページの説明文が、AIの答えにも検索結果のリンクにも出なくなる検索結果のリンクの下の説明文も消える
data-nosnippet(ページの一部)指定した部分だけ、説明文やAIの答えに使われないほかの部分は使われる
max-snippet(説明文の長さ)説明文に使う文字数を絞る短すぎると、検索結果の見え方も悪くなる
noindexページが検索に出なくなる検索結果のリンクにも出なくなる
Google-Extended を止めるGemini などの学習や根拠づけに使うかどうかAI OverviewsとAIモードの表示は止まらない(Google検索への掲載にも順位にも影響しない)
出さない設定の比べ方(2026年10月時点)

「Google-Extended を止めればAIモードに使われない」という説明も見かけますが、Googleの説明とは逆です。外す理由がはっきりしているときだけ、上のどれかを使います。

AI Overviews・AIモード対策の効果の確かめ方

道具見られること見られないこと
Search Console の生成AIパフォーマンスレポート(2026年6月に公開、8月31日からすべてのサイト)AI OverviewsとAIモードで、自社のページへのリンクが表示された回数。ページ・国・日付・デバイスで分けられるクリック数。AI OverviewsとAIモードを分けた数。どの検索で出たか
Search Console の検索パフォーマンス(ウェブ)AIの機能を含めた検索全体のクリック・表示回数AIの機能からのクリックだけを分けた数
GA4検索から来た人の数AI Overviews・AIモードから来た人だけを分けた数(google の検索として混ざる)
手で何回か記録する引用元のページ、本文に名前が出たか、回ごとの入れ替わり多くの言葉を続けて見るのは手間がかかる
確かめ方と、見られること・見られないこと
Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート。表示回数の合計と、日ごとの表示回数のグラフだけが出ている
Search Console の生成AIパフォーマンスレポート(私たちのサイト、2026年10月7日)。①出るのは表示回数だけで、クリック数の欄はない。数字はぼかしています

「Search Console で AI Overviewsだけを分けて見られる」という説明も見かけますが、公式のヘルプには、2つを分ける切り替えは書かれていません。GA4での見え方はGA4でAIからの流入を見る方法に、ChatGPTなどを含めた測り方はAI検索対策(AIO・GEO・LLMO)の効果測定にまとめています。

表示回数と、社名の検索の数、問い合わせのときの「何で知ったか」の1問を合わせて見ます。AIの答えで名前を見た人は、あとで社名を検索したり、直接サイトに来たりするからです。

AI検索ドックでの測り方

AI検索ドックでは、GoogleのAIモードとAI Overviewsを、オプションで計測に追加できます。お客様が実際にしそうな相談をつくり、同じ質問を何回も送って、名前が出た割合、引用されたページ、内容の正しさを出します。ChatGPT・Gemini・Copilotの結果と並べて、AIごとの違いも見られます。

効くと言われるが、効かないこと

  • 要らない

    FAQ や HowTo の構造化データを入れる

    FAQ のリッチリザルトは、2023年8月に政府・医療のサイトだけに絞られ、2026年5月7日に表示そのものが終わりました。HowTo は2023年に終わっています。Googleは、生成AI検索に構造化データは必要ない、としています。

  • 要らない

    llms.txt を置く

    Googleは、Google検索は llms.txt を無視するので、置いても害も益もない、と書いています。

  • 要らない

    AI向けに文章を書き直す・細かく切り分ける

    Googleは、生成AI検索のために特定の書き方をする必要はなく、文章を細かく切り分ける必要も、理想の長さもない、としています。

  • 注意

    外部のツールの「AI Overview の順位」をうのみにする

    Googleは、どの外部のツールも、Googleの内部のランキングやAIのしくみには触れられない、と書いています。ツールの数字は、決めた条件で外から見た結果として読みます。

よくある質問

AI OverviewsとAIモードで、対策は違いますか?

土台は同じです。どちらもGoogleの索引から、スニペットつきで表示できるページを引用します。違うのは出方で、AI Overviewsは一部の検索にだけ出て、AIモードは選んだ人の質問に会話で答えます。私たちの計測では、AI OverviewsではYouTubeの動画が、AIモードでは各社の公式サイトや発表のページが多く引用されていたので、両方で確かめます。

AI Overviewsに出るための特別な設定はありますか?

ありません。Googleは、追加の要件も特別な最適化もない、と書いています。索引に載り、スニペットつきで表示でき、Search Console の「検索の生成 AI」の設定が「含める」(初期設定)であれば、候補になります。

検索で1位でなくても、AI Overviewsに引用されますか?

されます。私たちの計測では、引用元のうち同じ検索の上位10件と同じページは45.4%でした。AIは質問をいくつもの検索に分けて調べるので、分けられた別の検索で上位にいるページや、動画も引用されます。

AI Overviewsから来た人の数は分かりますか?

いまは分けて見られません。Search Console の生成AIパフォーマンスレポートで分かるのは、AI OverviewsとAIモードで自社のページへのリンクが表示された回数だけで、クリックは検索全体の数字に含まれます。

自社のページを、AI Overviewsに出したくないときはどうしますか?

サイト全体なら Search Console の「検索の生成 AI」の設定で除外できます。ページごとなら nosnippet、ページの一部なら data-nosnippet です。Google-Extended を止めても、表示は止まりません。

FAQの構造化データを入れると、AI Overviewsに出やすくなりますか?

Googleは、生成AI検索に構造化データは必要ないとしています。FAQ のリッチリザルトも2026年5月に表示が終わりました。よくある質問を本文に書くことには意味がありますが、AIのための構造化データは要りません。

効果が出るまで、どのくらいかかりますか?

索引やスニペットの止め忘れなら、直してから数日〜数週間で変わることがあります。中身の直しや、外のページで紹介される数を積み上げるのは、数か月単位です。引用元は回ごとに入れ替わるので、同じ言葉で何回か確かめて変化を見ます。

まとめ

AI OverviewsとAIモードは、Google検索の索引から、スニペットつきで表示できるページを根拠にして答えます。特別な最適化はなく、土台はSEOです。違うのは、上位10件の外のページや動画も引用され、引用元が回ごとに入れ替わることです。

  • 出る条件を満たす。索引・スニペット・検索の生成AI設定
  • 引用される中身にする。独自の数字と、相談の観点ごとの答え
  • 外のページと動画で紹介される
  • 何回中何回、引用されたかを確かめる

最初の一歩は、お客様が調べそうな言葉で、AI Overviewsが出るか、何が引用されているかを、何回か記録することです。

この記事を書いた人

AI検索ドック研究チーム

AI検索ドックで、ChatGPT・Gemini・Copilotなどの答えを調べているチームです。お客様がAIにしそうな相談をくり返し聞き、どの会社や商品の名前が出るか、AIが裏で何を検索し、どのページを引用したかを記録しています。自社の計測や業種ごとの調査、診断で集めた回答をもとに書いています。運営はStellagent株式会社です。

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